ローカルAIのモデルサイズ早見表|7B・8B・13BとQ4/Q5をPCメモリ別に解説

公開日
2026-04-30
更新日
2026-08-12
情報確認日
2026-08-12
編集・運営
Local AI Compass

ローカルAIのモデル選びは、モデルサイズだけでなく、GGUF形式、Q4/Q5などの量子化、PCメモリ、GPU/VRAMをセットで見る必要があります。16GBメモリなら、まず7B〜8B級のQ4/Q5前後から試すのが現実的です。32GB以上なら選択肢は広がりますが、GPUなしでは大きいモデルほど待ち時間が長くなります。

導入前に確認すること

  • Windowsのバージョン、メモリ容量、GPU/VRAM、空き容量を確認する
  • 最初は軽量モデル、短い質問、少ない同時作業から始める
  • 公式サイトの対応OS、利用規約、モデルのライセンスを確認する

遅い・ロード不能・途中停止をモデル規模から切り分ける

モデルを小さくすることは候補の1つですが、必ず直る方法ではありません。LM Studioではmodel loadとPrompt Processingとgeneration、Ollamaではload_duration・prompt_eval_duration・eval_durationを分け、同じモデル系列と量子化で比較します。

遅い・ロード不能・途中停止をモデル規模から切り分けるの表
症状モデル記事で記録する子記事
ロードが長い/失敗するGGUF容量、RAM/VRAM、空き容量、形式モデルロード・GGUF記事を確認
入力後の最初の文字が遅い入力長、履歴、context、TTFTPrompt Processing記事を確認
生成途中で終わるピークRAM/VRAM、出力条件、runtimeLM Studio/Ollamaの途中停止記事を確認
OllamaがCPUへ分割されるPROCESSOR、size_vram、contextOllama GPU記事を確認

MoEのA3B表記:active parameterとtotal parameterを分ける

Qwen3の公式説明では、Denseモデルは保存される総パラメーター数、MoEモデルは総パラメーター数と1 tokenあたりにactivatedされるパラメーター数を分けて表します。たとえば「30B-A3B」は、30Bを保存するモデルで、各tokenの計算に関わる3Bを示す表記です。これはモデル名の読み方であり、3BのDenseモデルと同じファイル容量・必要メモリ・速度だという意味ではありません。

MoEのA3B表記:active parameterとtotal parameterを分けるの表
表記何を示すかPCで先に確認すること
7B / 8B(Dense)保存されるパラメーター規模。全体が各tokenの計算に使われるモデルの目安量子化、モデルファイル容量、RAM/VRAM、context、runtime
30B-A3B(MoE)30Bは保存されるtotal、3Bは1 tokenあたりのactivated parameterの表記モデルファイル容量、ロード設定、context、MoE対応runtime
35B-A3B(Qwen3.6の例)公式モデルカード上の35B total・3B activated。expertsや共有expertも別に確認するモデルカード、形式・量子化、実際のロード結果、context

active parameterだけを見て「3Bモデルと同じVRAMで動く」「必ず高速」とは判断しません。totalの重みを保存・ロードする負荷、量子化形式、expertの構成、runtime、context/KV cache、CPU/GPUへの配置が別に効きます。Qwen3.6-35B-A3Bのように、モデルカードにはtotal/activated以外にもexpert数やcontextが記載されるため、モデル名だけでなくカードと配布ファイルを確認します。

  • モデルカードでtotal parameter、active parameter、expert数、context、ライセンスを確認する。
  • GGUF・safetensors・MLXなどの形式、量子化、実ファイル容量を確認する。
  • 使用するLM Studio・Ollama・llama.cppなどが、その形式とモデル構成を扱えるか確認する。
  • ロード後のRAM/VRAMピーク、context、生成速度を同じ入力・同じruntimeで記録する。

MoEをPC向けに選ぶときの順番

active parameterは計算量を見るための1つの手掛かりですが、ローカル実行の可否や体感速度を単独で決める数値ではありません。まず配布元のモデルカードと実際に使うruntimeの対応を確認し、その後に自分のPCで測定します。

  1. モデルカードでtotal/active parameter、expert数、context、必要なruntimeや推奨方法を確認する。
  2. 配布ファイルで形式、量子化、ファイル容量、ライセンス、必要な追加ファイルを確認する。
  3. LM Studio・Ollama・llama.cppなど、実際に使うruntimeの対応状況とバージョンを確認する。モデル名のA3B表記だけから対応可否を推測しない。
  4. 小さな入力でロード時間、ロード後のRAM/VRAM、最初の返答、生成速度、contextを記録する。
  5. DenseとMoEを比べるときは、入力、出力上限、量子化、context、runtimeをそろえ、active parameterだけで優劣を決めない。
MoEをPC向けに選ぶときの順番の表
見る数値判断に使うそれだけでは判断しない
total parameter保存・配布されるモデル全体の規模を読む品質、速度、必要VRAMを単独で決める
active parametertokenごとの計算規模を読む手掛かりにするDense 3Bと同じファイル容量・速度・VRAMだと決める
量子化・ファイル容量保存容量とロード時の負荷を比較する回答品質や安全性を一律に順位付けする
context・KV cache・配置実行時メモリと速度の条件を記録するモデル名のB数だけで快適さを保証する

MoEのactive parameterが小さくても、実機でその利点が同じ割合で現れるとは限りません。consumer・edge hardwareを扱う研究は、1モデル・2デバイスの評価で、active parameterの利点が一部しか現れない例を示しています。一般的な速度保証ではなく、同じPC・同じruntime・同じ入力での比較を優先します。

MoEのruntime対応:モデルカード・形式・backendを分けて確認する

「Transformersで動く」「llama.cppにMoE対応と書いてある」「LM StudioやOllamaでモデル名が検索できる」は、同じ対応保証ではありません。モデルアーキテクチャ、配布形式、runtimeの実装、ビルド済みbackend、アプリのバージョンを分けて確認します。

MoEのruntime対応:モデルカード・形式・backendを分けて確認するの表
経路まず確認する入力と公式の根拠PC側の対応判定
Hugging Face TransformersQwen3MoEの専用model class / Pipeline例、モデルカードのsafetensors等Python・PyTorch・Transformersの版とモデルclassでロードする経路。Transformersで動くことだけで、GGUF GUI経路の対応とはみなさない
llama.cppGGUFまたはREADMEの`-hf`経路、ビルド済みのCPU/GPU backendFeature matrixはMoE architectureをCPU・ARM・Metal・CUDA・ROCm・Vulkanで✅、SYCLを❓としている。これはbackend能力の表であり、全モデル・量子化・全バージョンのロード成功を保証しない
LM Studioアプリのモデル形式・engine・バージョン、モデル単位のload設定GPU offload、context、Flash Attentionなどの適用済みload設定とロード結果を記録する。モデル名だけでMoE対応を推測しない
Ollamaモデルのformat/family、アプリの対応版、実行中モデルのAPI情報`GET /api/ps`または`ollama ps`でformat、parameter_size、quantization_level、size_vram、context_lengthを保存し、実際にロードできた経路を判定する

Qwen3MoEのTransformers公式ドキュメントは、Qwen3MoE class / Pipelineと、30.5B total・3.3B active・128 routed experts・8 activated experts per tokenを説明します。一方、llama.cppの公式READMEとFeature matrixは、GGUF/Hugging Face経路やbackendの能力を示します。LM StudioとOllamaはモデル単位のload設定や実行中モデルの情報を確認する入口として使い、汎用ドキュメントから特定MoEモデルの対応を広げません。

  1. モデルカードでarchitecture、total/active parameter、expert数、context、配布形式、必要な追加ファイルを確認する。
  2. 使うruntimeのバージョンとbackendを固定し、公式のmodel class・format・対応表にモデルが実際に該当するか確認する。
  3. 小さなcontextでロードし、runtime、model key/revision、形式・量子化、backend、GPU offloadまたはCPU/GPU配置、ロード成否を記録する。
  4. LM Studioは適用済みload config、Ollamaは`/api/ps`のformat・size_vram・context_length、llama.cppは実行時backendとログを保存する。
  5. DenseとMoEを比べる場合は、同じruntime・backend・形式の範囲で、ロード時間、ピークRAM/VRAM、TTFT、tokens/s、失敗理由を分けて比較する。

agent workloadをチャット負荷と分ける

ファイル検索、tool call、長いcontext、KV cache、embedding、checkpoint、並列処理が加わると、短い一問一答よりPC負荷が増えやすくなります。モデルサイズだけでなく、処理の回数とデータの往復を見ます。

27Bのparameter数とruntime負荷

27Bはモデル規模を表すparameter数で、ファイルサイズや実際の速度・VRAM使用量と同じではありません。Qwen3.6-27Bは別モデルのactive parameterを借りて軽さを説明せず、27BのGGUF、quant、context、offloadを一緒に確認します。

27Bのparameter数とruntime負荷の表
見るもの意味Colabで確認するもの
27Bモデルのparameter規模モデルカードの仕様
Q3/Q4GGUF量子化とファイルサイズHugging Face配布ページのFiles
VRAMweights以外も含む実行メモリnvidia-smiの空き/peak
context入力とKV cacheの上限ctx-sizeと長文時のOOM

モデルサイズを速度と安定性で決める

7B・8B・13BやQ4/Q5/Q8を選ぶときは、ファイルサイズだけでなくロード時間、ピークRAM/VRAM、TTFT、生成中のtokens/sを測ります。比較するなら同じベースモデル・リビジョン・量子化・変換条件をそろえ、同じモデル系列というだけで同一条件とはみなしません。コンテキストやランタイムが変われば別条件です。

モデルサイズを速度と安定性で決めるの表
選ぶ前記録次の判断
ロードできるかファイルサイズ、ロード時間、空きRAM/VRAMロードできる軽い候補へ戻す
実用に耐えるかTTFT、tokens/s、入力・出力長短文・長文・用途を分ける
安定するかピークRAM/VRAM、共有メモリ、途中停止コンテキストと同時起動アプリを調整

GGUFモデルサイズと量子化を一緒に見る

7B/8B、14B、32Bのようなモデルサイズと、Q4_K_M、Q5_K_M、Q8_0のような量子化は別の軸です。16GBメモリなら7B/8B級Q4_K_M前後、32GB以上ならQ5や少し大きいモデルも比較候補、という程度に一般的な目安として扱ってください。

GGUFモデルサイズと量子化を一緒に見るの表
PC条件最初に試しやすい候補注意点
8GB / GPUなしより小さいモデル、短い質問7B/8Bでも厳しい場合がある
16GB7B/8B級 Q4_K_M前後PDF/RAGや長文は後回し
32GB以上7B/8B Q5、14B Q4も比較候補licenseと配布元確認を省かない
十分なVRAMありGPU offload込みで比較VRAMに収まるかを見る

モデルサイズだけで賢さを判断しない

パラメータ数が大きいほど必ず賢い、とは言えません。量子化、context length、KV cache、fine-tune、日本語性能、PCの余裕が重なって体感が決まります。

モデルサイズだけで賢さを判断しないの表
見るもの効く場所初心者向けの確認
パラメータ数知識量や表現力の目安大きいほど重い
量子化メモリと速度Q4/Q5/Q8を用途で選ぶ
context length長文保持長いほどKV cacheが重い
RAM/VRAM読み込みとGPU offloadOSと他アプリの余裕も見る

GGUFファイル名をPCスペックへ落とし込む

GGUFの意味を確認した後は、ファイル名の7B/8B/14B、Q4_K_M/Q5_K_M/Q8_0、ファイルサイズを自分のPCへ当てはめます。形式がGGUFでも、RAMやVRAMが足りなければ快適には動きません。

GGUFファイル名をPCスペックへ落とし込むの表
PC条件最初に見るGGUF避けたい選び方戻る/進む
8GB / GPUなし小型モデル、Q4以下、短い質問7B/8B Q8や長文PDFから始めるGGUF記事を確認
16GB / GPUなし7B/8B級 Q4_K_M前後13B/14BやQ8から始める量子化記事を確認
32GB / VRAMあり7B/8B Q5、13B/14B Q4も比較候補余裕があるからとlicenseや配布元を見ない/tools/gguf-model-picker/
VRAM不足が不安軽いQ4、短いcontext、GPU offload控えめGPU使用率だけで判断するLM Studio GPU記事を確認

LM Studioが遅い・止まる時は一段軽く戻す

LM Studioが遅い、途中で止まる、モデルが読み込めない時は、いきなり設定を増やさず、モデルサイズを一段軽くして切り分けます。7B/8B級のQ4_K_M前後で短い質問が安定するかを確認してから、Q5、大きいモデル、PDF/RAGへ進んでください。

PCメモリ・VRAM別のスタート地点

PCメモリ・VRAM別のスタート地点の表
環境最初の候補避けたい開始
メモリ8GB小規模モデルの軽いQ4、短い会話7B/8B以上を当然に快適と考える
メモリ16GB7B/8B級Q4_K_M前後大規模モデル、長いコンテキスト、複数アプリ併用
メモリ32GB7B/8Bから13B/14B級を段階比較最初から最大設定
VRAM 8GB前後収まる範囲をGPUオフロードVRAM容量だけでモデル全体を判断
GPUなし軽いQ4と短い入力速度をGPU搭載PCと同じに期待

これは安全側の開始目安です。必要量はモデル構造、量子化、コンテキスト長、バックエンド、同時に開くアプリで変わります。動作後に一段ずつ上げてください。

用途別に必要な余裕を考える

新しいローカルAIモデルの確認ポイント

Gemma 4 12Bのような新しいモデルを見るときは、モデル名だけで判断せず、公式情報、対応ツール、GGUF/量子化版、必要メモリ、ライセンスを分けて確認します。通常記事では長く使える基礎を扱い、時点依存の情報は更新メモで整理します。

まず結論:あなたのPCならどのモデルから始める?

必要メモリや速度は、モデル、量子化、コンテキスト長、CPU、GPU、VRAM、同時起動アプリによって変わります。この記事の表は、初心者が最初に選ぶための目安であり、「必ず動く」「必ず快適」という保証ではありません。

まず結論:あなたのPCならどのモデルから始める?の表
PC環境最初の候補避けたいもの向いている用途次に読む記事
8GB / GPUなし3B前後、軽量Q4、短文チャット13B以上、Q8、長文PDFローカルAIの雰囲気確認、短文の言い換えGPUなしPCでローカルAIは使えるか
16GB / GPUなし7B〜8B級のQ4/Q5前後14B以上、長文PDF、大量同時起動日本語チャット、短い要約、文章の下書きQ4/Q5/Q8の違い
16GB / VRAMあり7B〜8B級、余裕があればQ5いきなり大容量モデル、VRAM超過LM Studioでモデル比較、短めの文章作成LM Studioで最初に選ぶモデル
32GB / GPUなし7B〜13Bの軽量量子化速度への期待しすぎ、Q8固定文章作成、短い資料要約、複数候補の比較メモリ8GB・16GB・32GBの目安
32GB / VRAM 8GB以上7B〜14B候補、Q4/Q5比較保存容量不足、VRAM不足を無視すること日本語文章作成、少し長めの相談、モデル比較GGUFとは
64GB以上大きめモデルも検討可能CPUだけで大型モデルが快適という思い込み長めの下書き、比較検証、小規模な文書活用Janとは

モデルサイズのBとは

7B、8B、13BのBは billion の略で、モデル規模の目安です。数字が大きいほど表現力が上がる場合はありますが、そのぶんメモリ、VRAM、保存容量、回答開始までの待ち時間も増えやすくなります。

Bが大きければ必ず使いやすいわけではありません。日本語性能、用途、量子化、ライセンス、PCスペックとの相性を一緒に見る必要があります。

3B / 7B / 8B / 13B / 14B / 27B / 32Bの違い

モデルサイズは、軽さと回答力のバランスを見る入口です。初心者は、まず「自分のPCで軽く動くか」を確認し、そのあと用途に合わせて上げていくと失敗しにくくなります。

3B / 7B / 8B / 13B / 14B / 27B / 32Bの違いの表
モデルサイズ重さ初心者向け度日本語文章作成要約PDF活用GPUなしPCでの現実性
3B軽い高い短文なら試しやすい短い要約向け長文PDFは厳しめ8GBでも候補になる場合あり
7B/8B中程度高い入門の中心候補短めなら試しやすい小さな資料から16GBの現実的な入口
13B/14B重め中程度品質候補になる場合あり余裕があれば比較メモリと処理時間に注意GPUなしでは待ち時間が長くなりやすい
27B/32Bかなり重い低め用途次第で候補長めにも進める場合ありPC余裕とアプリ処理が重要CPUだけでは慎重に見る
70B級以上非常に重い低い検証向け環境依存が大きい初心者の最初には不向き一般的なGPUなしPCでは現実的ではないことが多い

Q4 / Q5 / Q8をセットで見る理由

7Bや13Bはモデル規模、Q4/Q5/Q8は量子化の目安です。同じ7Bでも、Q4とQ8では保存容量や必要メモリ、回答速度が変わります。

Q4 / Q5 / Q8をセットで見る理由の表
量子化軽さ品質保存容量初心者が最初に選ぶなら
Q4軽い入門用途では十分なことが多い少なめ16GBやGPUなしなら第一候補
Q5少し重いQ4より品質寄りに見やすいQ4より増えやすいQ4で余裕があれば比較
Q6中〜重め品質寄りさらに増える最初の1本より比較候補
Q8重い情報量を残しやすい多い初心者は慎重に見る

GGUFファイル名の読み方

LM StudioやHugging Faceでファイル名を見ると、モデルサイズ、用途、形式、量子化が混ざって見えます。全部を暗記する必要はありませんが、次の表を分けて見てください。

7B
モデル規模の目安。16GB PCで軽量量子化なら入口になりやすいサイズです。
8B
7Bに近い入門候補。モデルや量子化によって重さは変わります。
13B
7B/8Bより重くなりやすく、最初から選ぶと原因を切り分けにくい場合があります。
Q4_K_M
軽さ寄りの量子化。初心者や16GB、GPUなしPCで最初に見やすい候補です。
Q5_K_M
Q4より少し品質寄りに見やすい候補。余裕があるPCで比較します。
GGUF
LM Studioなどで扱いやすいローカルAIモデルのファイル形式です。
Instruct / Chat
指示や対話向けに調整されたモデルであることを示すことが多い表記です。
  • GGUFとは - GGUF、Q4/Q5、ファイルサイズの関係を見る

メモリ8GBの場合

8GBでは、ローカルAIを試せる場合はありますが余裕はかなり少なめです。3B前後や軽量Q4を短文チャットで試し、ブラウザや重いアプリを閉じて確認してください。

13B以上、Q8、長文PDF、大量のモデル比較から始めると、アプリだけでなくWindows全体が重くなることがあります。

メモリ16GBの場合

16GBなら、7B〜8B級のGGUFモデルをQ4/Q5前後から試すのが現実的な入口です。まず短い日本語質問で速度、自然さ、PCの重さを確認してください。

長いPDFや14B以上は、モデル単体が軽く動くことを確認してから検討します。モデルサイズ、量子化、コンテキスト長を一度に欲張ると、重い原因が分かりにくくなります。

メモリ32GBの場合

32GBでは選択肢が広がり、7B/8BのQ5や13B級の軽量量子化も候補になります。ただしGPUなしでは、メモリが多くても回答速度に限界が残ります。

PDFや文書活用に進む場合も、モデルサイズだけでなく、文書量、コンテキスト長、アプリ側の検索処理を合わせて見てください。

メモリ64GB以上の場合

64GB以上なら大きめモデルも検討しやすくなります。ただし、CPUだけで大型モデルが快適に動くとは限りません。

最初は7B/8Bや13Bの軽量量子化で基準を作り、用途に必要な場合だけ27B/32B以上へ進むと判断しやすくなります。

GPUなしPCの場合

GPUなしPCではCPUと通常メモリで処理する場面が多いため、大きいモデルほど待ち時間が長くなりやすいです。軽いモデル、短い入力、Q4前後から始めてください。

ノートPC・ミニPC・中古PCの場合

ノートPCやミニPC、中古PCでは、メモリ容量だけでなく増設可否、SSD空き容量、CPU世代、冷却、VRAMの有無も確認してください。8GB固定やストレージ不足は、ローカルAI用途ではすぐ窮屈になることがあります。

PDFや長文を読ませたい場合

PDFや長文を扱う場合は、モデルサイズだけでなくメモリ、コンテキスト長、アプリ側の文書処理、検索設定も関係します。大きいモデルを選べば必ずPDF回答が良くなるわけではありません。

最初は短い資料1つで、要約、根拠確認、質問への回答を試してください。文書量を増やすのは、モデル単体が安定してからのほうが原因を切り分けやすいです。

LM Studioでモデルを選ぶ順番

LM Studioで迷ったら、人気順だけで選ばず、自分のPCで無理が少ない順に確認します。

  1. GGUF形式か確認する。
  2. 7B/8B級など最初に試しやすいモデルサイズを選ぶ。
  3. 16GBならQ4_K_M前後、32GB以上ならQ5も候補にする。
  4. ファイルサイズ、保存容量、ライセンス、日本語利用例を見る。
  5. 短い日本語質問で速度と自然さを確認してから、別モデルや長文へ進む。

モデルサイズ選びでよくある失敗

次に読む記事

このページはモデルサイズの中核ハブです。GGUF、量子化、GPUなし、メモリ、中古PC、LM Studioのトラブル、Janとの比較入口へ役割ごとに進んでください。

よくある質問

16GBメモリならどのモデルサイズから始めればいいですか?

まず7B〜8B級のGGUFモデルをQ4_K_M前後、余裕があればQ5_K_M前後で試すのが現実的です。短い日本語質問で速度とPCの重さを確認してから、長文やPDF活用へ進んでください。

7Bと13Bは何が違いますか?

どちらもモデル規模の目安ですが、13Bは7Bより重くなりやすいです。回答品質が上がる場合もありますが、必要メモリ、保存容量、待ち時間も増えやすいため、初心者は7B/8B級から始めると原因を切り分けやすいです。

Q4とQ5はどちらを選べばいいですか?

初心者やGPUなしPCでは、まずQ4_K_M前後が無難です。Q4で軽く動くことを確認してから、同じ質問でQ5_K_Mを比較すると判断しやすくなります。

GPUなしPCでも13B以上を使えますか?

使える場合もありますが、待ち時間が長くなりやすく、PC全体が重くなることがあります。GPUなしPCでは7B/8B級の軽量量子化から始め、13B以上は余裕がある場合の比較候補として見てください。

PDFや長文を読ませるなら大きいモデルを選ぶべきですか?

モデルサイズだけでは決まりません。メモリ、コンテキスト長、文書量、PDFの文字抽出、アプリ側の検索処理も関係します。最初は短い資料でモデル単体の安定性を確認してください。

Q8は品質が高いなら最初から選んだ方がいいですか?

初心者の最初の1本では慎重に見てください。Q8は重くなりやすく、16GBやGPUなし環境では回答開始が遅い、固まるように見える原因になる場合があります。

ローカルAIモデルは商用利用できますか?

モデルによって異なります。商用利用は、使うモデルのライセンス、ツール、API、会社や案件のルールを確認してください。この記事では商用利用可否を断定しません。

ファイルサイズだけで速度を予測できますか?

予測の手がかりにはなりますが、速度の保証にはなりません。量子化、コンテキスト、GPUオフロード、CPU、入力長、冷却をそろえて実測します。

MoEのA3BのAは何ですか?

Qwen3の公式説明では、MoEモデル名のA3Bは、total parameterとは別に1 tokenあたりにactivatedされるパラメーター数を示します。30B-A3Bなら、30B total・3B activatedという読み方です。モデルごとの定義や構成は、実際のモデルカードを確認してください。

35B-A3Bは3Bモデルと同じメモリで動きますか?

同じとは限りません。active parameterは計算規模の手掛かりで、ファイル容量、totalの重み、量子化、expert構成、runtime、context/KV cache、CPU/GPU配置は別に確認が必要です。ロード後のRAM/VRAMピークを実機で測ってください。

MoEモデルなら必ず高速ですか?

必ずではありません。active parameterは計算量を見る手掛かりですが、実際の速度はモデル、runtime、量子化、context、CPU/GPU、入力長などで変わります。研究結果も限定された機種・モデルの実測なので、同条件のベンチマークを優先します。

MoEモデルを選ぶとき最初に何を見ますか?

モデルカードのtotal/active parameter、expert数、context、形式・量子化・ファイル容量、ライセンス、使用するruntimeの対応を順に確認します。その後、ロード後のRAM/VRAM、最初の返答、生成速度を同じ条件で測ります。

Transformersで動くMoEモデルはLM StudioやOllamaでも動きますか?

動くとは限りません。Transformersの専用model class、GGUFを扱うllama.cpp系経路、LM StudioやOllamaのモデル形式・対応runtimeは別の組み合わせです。モデルカードと使用版の公式情報を確認し、最後は実際のロード結果とruntime/backendを記録してください。

llama.cppのMoE対応表で✅なら、どのMoEモデルでも動きますか?

動作保証ではありません。Feature matrixはbackendのMoE architecture対応を示す表で、モデル実装、変換済み形式、量子化、llama.cppの版、GPU driver、設定は別に確認が必要です。小さなcontextで実ロードし、ログと配置を保存してください。

A3Bの3BだけをruntimeやVRAMの条件にすればよいですか?

よくありません。active parameterはtokenごとの計算規模の手掛かりで、totalの重み、量子化、expert構成、context/KV cache、GPU offload、runtime実装がロード可否と実行時メモリへ影響します。ファイル、load config、ロード後のRAM/VRAMを別々に確認します。

次に読むおすすめルート

GPUなし・低スペックPCの人

軽量モデル、メモリ別の目安、重いときの確認ポイントを先に見ます。

  1. ローカルAI用PCスペックの見方
  2. GPUなしPCで使える範囲を整理
  3. GPUなしで音声を文字起こしする
  4. 古いWindows PCでLM Studioを使うなら
  5. 中古PCでローカルAIは使える?
  6. ミニPCでローカルAIは使える?
  7. メモリ別に始める前に知ること
  8. GPUオフロードとは
  9. 速度・RAM・VRAMを測る方法
  10. Google ColabでQwen3.6-27Bを動かす
  11. MTPとspeculative decoding
  12. Colab T4のGGUF OOM対策
  13. Gemma 4 12Bの更新メモ
  14. 重い・動かないときの確認ポイント
  15. 診断ページ

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