ローカルAIをAPIで使うには?LM Studio・Ollama・JanのOpenAI互換APIを初心者向けに解説
- 公開日
- 2026-06-06
- 更新日
- 2026-10-18
- 情報確認日
- 2026-09-17
- 編集・運営
- Local AI Compass
ローカルAIは、チャット画面で使うだけでなく、APIサーバーとして動かして自分のアプリやスクリプトから呼び出せます。LM Studio、Ollama、JanにはOpenAI互換APIとして使える機能があり、既存のOpenAI向けコードを一部変更して使える場合があります。ただし、ポート番号、対応API、モデル、セキュリティ設定はツールごとに違うため、まずはlocalhostで小さく試すのが安全です。
導入前に確認すること
- Windowsのバージョン、メモリ容量、GPU/VRAM、空き容量を確認する
- 最初は軽量モデル、短い質問、少ない同時作業から始める
- 公式サイトの対応OS、利用規約、モデルのライセンスを確認する
localhost:11434とLM Studio APIのトラブルを分ける
API一般の記事から、Ollamaのlocalhost:11434問題とLM Studioのnative v1/API互換問題へ分岐できるようにします。API接続が失敗した時は、アプリやserverが起動しているか、endpoint、model identifier、stream、HTTP error、モデル単体の速度を別に記録します。
| 症状 | 最初に読む | 記録 |
|---|---|---|
| Ollama APIがlocalhost:11434へつながらない | Ollama起動・接続記事を確認 | tray、server、port、app/server.log |
| Ollama APIの返答が遅い | Ollama速度記事を確認 | load/prompt eval/eval fields、PROCESSOR |
| Ollama APIが途中で終わる | Ollama途中停止記事を確認 | done、done_reason、最終chunk |
| LM Studioの最初の返答が遅い | LM Studio Prompt Processing記事を確認 | native v1 API、Prompt Processing、入力長 |
| LM Studio APIで途中停止 | LM Studio途中停止記事を確認 | message/error/chat.end、runtime、設定 |
- Ollamaが起動しない・localhost:11434につながらない - API接続不可をアプリ・server・portから切り分ける
- Ollamaが遅い - API usageとPROCESSORで段階を測る
- Ollamaの回答が途中で止まる - done_reasonと最終チャンクを確認する
- LM StudioのPrompt Processingが遅い - 最初の返答までの入力処理を確認する
- LM Studioの回答が途中で止まる - APIの生成途中停止を確認する
LM Studioの現行API pathを分ける
| 種類 | path | 主な用途 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| LM Studio native v1 | POST /api/v1/chat | stateful chat、LM Studio独自のMCP・モデル操作 | 現行native API |
| OpenAI Chat Completions互換 | POST /v1/chat/completions | 従来のChat Completions client、tool use | 互換API |
| OpenAI Responses互換 | POST /v1/responses | Responses client、stateful chat、custom tools | 互換API |
LM Studio 0.4.0の発表記事には歴史的な`/v1/chat`表記がありますが、現行Developer Docsのnative chat endpointは`POST /api/v1/chat`です。`/v1/chat/completions`と`/v1/responses`はOpenAI互換APIで、native pathとは別に扱います。
- LM Studio REST API - 現行native v1と互換endpointの比較を見る
- native chat API - POST /api/v1/chatの仕様を見る
- OpenAI互換tools - /v1/chat/completionsのtool useを見る
モデル一覧GETの成功から生成POSTを確かめる
LM Studioのmodel一覧を取得できても、chat生成が成功したとは限りません。OpenAI互換の`GET /v1/models`は`data[].id`を返し、JIT loadingが有効なら未ロードのダウンロード済みmodelも含むことがあります。nativeの`GET /api/v1/models`は別のschemaで、`models[].key`、`type`、`loaded_instances`からLLM・embedding・decisionの種類とロード中のinstanceを確認できます。nativeのresponseをOpenAI互換requestのmodel listとして扱わず、chatには`/v1/models`で返った実際の`id`を使います。
| endpoint | 見るfield | 分かること |
|---|---|---|
| GET /v1/models | `data[].id` | OpenAI互換serverから見えるmodel ID。JIT時は未ロードのdownload済みmodelが含まれる場合がある |
| GET /api/v1/models | `models[].key` / `type` / `loaded_instances` | native APIのmodel識別子と種類、現在ロードされたinstance |
| POST /v1/chat/completions | `choices[0].message.content` | Chat Completions形式の短い応答が返ったか |
以下はLM Studio 0.4.0以降とWindows PowerShell 5.1またはPowerShell 7を対象にしています。まずLM StudioアプリのDeveloper / Local Server画面または`lms server status`で、起動状態と実際のloopback host・portを確認します。以下の`1234`は公式例のdefault値です。表示が別のportなら置き換え、`$server`にはhostとportだけを入れてください。LAN公開やfirewall変更は不要です。
Server認証を有効にしている場合は、LM Studio 0.4.0以降のManage Tokensで作成した有効なAPI tokenと必要なpermissionを`Authorization: Bearer`として`$headers`に設定してから実行します。3つのrequestは同じ`$headers`を使うので、両方のGETと次のPOSTへtokenが渡ります。認証を無効にして回避せず、tokenを共有ログやissueへ貼らないでください。
$server = 'http://localhost:1234' # 画面に表示されたloopback host・portに置き換える
$headers = @{} # 認証有効時は有効なAuthorization: Bearerを含むhashtableに置き換えて実行
$openAiRequest = @{
Uri = "$server/v1/models"
Method = 'Get'
Headers = $headers
ErrorAction = 'Stop'
TimeoutSec = 20
UseBasicParsing = $true
}
$openAiModels = Invoke-RestMethod @openAiRequest
$nativeRequest = @{
Uri = "$server/api/v1/models"
Method = 'Get'
Headers = $headers
ErrorAction = 'Stop'
TimeoutSec = 20
UseBasicParsing = $true
}
$nativeModels = Invoke-RestMethod @nativeRequest
$openAiModels.data | Select-Object -ExpandProperty id
$nativeModels.models | Select-Object type, key, @{Name = 'loaded'; Expression = { $_.loaded_instances.Count -gt 0 }}一覧の先頭をそのまま選ばず、アプリ上のchat用LLMと照合します。native一覧で`type`が`embedding`または`decision`のmodelはchat用として選びません。`loaded_instances`が空なら未ロードです。JITでは未ロードmodelを最初のrequest時にロードする場合もありますが、GETが200でもロードや生成の成功を意味しません。
次に、`/v1/models`の`data[].id`からchat用として確認したIDを入力し、Chat Completionsのschemaで短いrequestを送ります。構造化したhashtableからJSONを作り、UTF-8 bytesを明示しているため、Windows PowerShell 5.1とPowerShell 7で同じbodyを送れます。
$modelId = Read-Host '/v1/models の data[].id にあるchat用model IDを入力'
if ($openAiModels.data.id -notcontains $modelId) {
throw '入力したIDがGET /v1/modelsの一覧にありません。IDを再確認してください。'
}
$request = @{
model = $modelId
messages = @(@{ role = 'user'; content = '「OK」とだけ返してください。短い形式確認です。' })
stream = $false
max_tokens = 128
}
$json = $request | ConvertTo-Json -Depth 5 -Compress
$jsonBytes = [System.Text.Encoding]::UTF8.GetBytes($json)
$chatRequest = @{
Uri = "$server/v1/chat/completions"
Method = 'Post'
Headers = $headers
ErrorAction = 'Stop'
ContentType = 'application/json; charset=utf-8'
Body = $jsonBytes
TimeoutSec = 120
UseBasicParsing = $true
}
$response = Invoke-RestMethod @chatRequest
if (-not $response.choices -or -not $response.choices[0].message) {
throw 'Chat Completions形式のchoices[0].messageがありません。response schema、選択したAPI family、serverのHTTP errorを確認してください。'
}
[pscustomobject]@{
finish_reason = $response.choices[0].finish_reason
content = $response.choices[0].message.content
}
| 結果 | 次に確認すること |
|---|---|
| 接続拒否・HTTP statusなし・timeout | Local Serverの起動状態と、3つのrequestで同じloopback host・portを使ったかを確認する |
| GET /v1/models は200、POSTは失敗 | 一覧は推論の証明ではありません。chat用の実ID、native一覧のtypeとloaded_instances、アプリのload状態を照合する |
| 404 | pathが`/v1/chat/completions`か、base URLとpathの両方に`/v1`を重ねていないか確認する。responseのerrorも見て、pathかmodel IDかを区別する |
| 401 / 403 | 認証を有効にしているなら、両GETとPOSTすべてで有効なBearer tokenとtoken permissionを確認する。認証を無効化しない |
| 400 | OpenAI互換Chat Completionsの`model`と`messages`を使っているか、native `/api/v1`用schemaを混ぜていないかを確認する |
| POSTが200でchoices[0].message.contentを返す | 短い確認requestのresponseを受信したことが分かる。別のprompt、速度、品質まで保証する結果ではない |
| POSTが200だがcontentが空 | choices/messageがあればschema errorと決めつけず、finish_reason、output上限、reasoning設定を確認する。必要ならchat用modelを見直し、必要な分だけ上限を増やして短いrequestを再試行する |
POSTがtimeoutした場合も成功扱いにせず、アプリ側でload・JIT loadingの状態とmodel資源を確認してから、同じ短いrequestをもう一度試します。response本文にはpromptや環境情報が含まれることがあるので、共有時はtokenや個人データを除いて必要なstatusだけを伝えます。
- LM Studio CLIのserver・model確認 - lms server status、model一覧、ロード状態のCLI確認を見る
- LM Studio Responses API - Responses endpointを使う場合のschemaと動作を確認する
- ローカルAI全般のトラブルシューティング - この短いlist-to-chat確認後も続く失敗を切り分ける
- LM Studio OpenAI互換モデル一覧 - GET /v1/modelsとJIT時の一覧範囲を見る
- LM Studio native model list - type、key、loaded_instancesのresponse schemaを見る
- LM Studio Chat Completions - model、messages、streamの公式仕様を見る
- LM Studio API authentication - tokenとpermissionの条件を見る
- PowerShell 5.1 Invoke-RestMethod - UseBasicParsing、TimeoutSec、ContentType、Headersの構文を見る
- PowerShell 5.1 ConvertTo-Json - ConvertTo-JsonのDepthを確認する
Hermes Desktopでつながらない時の読み順
Hermes Desktopの設定を何度も変える前に、症状別ハブで provider 側、base URL、model ID、API key、PC負荷を分けて確認してください。
- Hermes Desktopトラブル解決ハブ - connection refused、model not found、401/429、timeout、WSL2を症状別に切り分ける
- Hermes Desktop接続トラブル診断 - 数問選んで最初に疑う原因と読む記事を確認する
ローカルAIをAPIで使うとは
APIは、別のアプリやコードからAIに指示を送る窓口です。チャット画面に文章を入力する代わりに、Python、JavaScript、自作ツール、ノートアプリ、RAGツールなどからローカルAIへリクエストを送ります。
ローカルAI APIを使うと、文章の下書き、要約、分類、翻訳、メモ整理、個人開発アプリへのAI機能追加などに進めます。ただし、APIで呼び出してもモデルが重ければ遅く、モデルサイズ、量子化、コンテキスト長、メモリ、VRAMの影響は残ります。
APIサーバーとは何か
APIサーバーとは、別のアプリからのリクエストを待ち受ける小さな窓口です。LM StudioやJanのデスクトップアプリ、Ollamaのような常駐プロセスを起動し、そこへコードや別ツールから接続します。
初心者は外部公開やLAN公開を急がず、自分のPC内だけで動くlocalhostから始めてください。localhostは「自分のPC自身」を指す住所のようなもので、最初の検証では外部へ開けないほうが安全です。
OpenAI互換APIとは何か
OpenAI互換APIは、OpenAI向けに作られたコードやツールを、ローカルAIのサーバーへ向け替えられる可能性がある仕組みです。たとえばbase URLをOpenAIではなくlocalhostのアドレスに変えることで、同じような形でチャット補完を呼び出せる場合があります。
ただし、完全互換ではありません。対応エンドポイント、パラメータ、ストリーミング、ツール呼び出し、埋め込み、レスポンス形式はツールやバージョンごとに異なります。「OpenAI互換だから何でも同じ」と考えず、使う機能ごとに公式ドキュメントを確認してください。
LM Studio / Ollama / Jan のAPI比較表
| ツール | APIの使いやすさ | OpenAI互換API | GUIの有無 | 初心者向け度 | 向いている用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| LM Studio | GUIから始めやすい | 対応範囲あり | あり | 高め | ローカルモデルを起動し、localhostのAPIとして試す | ポートやサーバー起動状態、モデル読み込みを確認する |
| Ollama | コマンドに慣れると扱いやすい | 対応範囲あり | 基本はコマンド/API | 中くらい | 開発、常駐API、他ツール連携 | モデル名、コンテキスト設定、対応APIの違いを確認する |
| Jan | アプリ内設定を確認して使う | 対応範囲あり | あり | 中くらい | 自分用AIアプリ、ローカルAPI、外部API比較 | ローカル利用とクラウド/API接続でプライバシー前提が変わる |
LM StudioのAPIでできること
LM StudioはローカルLLM APIサーバーとして使える機能があり、現行の公式REST APIではnative v1 APIの`/api/v1/*`と、OpenAI互換の`/v1/*`を分けて案内しています。`/api/v1/chat`、`/v1/responses`、`/v1/chat/completions`では対応機能が同じとは限らないため、使うendpointを先に決めます。
LM StudioはGUIでモデルを選び、読み込んでからAPIとして試しやすい点が入口になります。まず短い質問でモデル単体の速度を確認し、そのあとAPI呼び出しへ進むと原因を切り分けやすくなります。
- LM StudioのResponses API - OpenAI互換の/v1/responses、stateful、streamingを確認する
- LM StudioのMCPをAPIで使う - native /api/v1/chat、integrations、allowed_toolsを確認する
- LM StudioのPython SDK - Pythonからロード済みモデルを選び、応答やstreamを扱う
OllamaのAPIでできること
OllamaはAPIやOpenAI互換APIを使った連携に向きます。現行の公式docsではlocal APIのbase URLを`http://localhost:11434/api`、OpenAI互換を`http://localhost:11434/v1/`として分け、cloud APIは別のbase URLで案内しています。
コマンド操作に抵抗がない人なら、Ollamaは個人開発や自動化の土台にしやすいです。一方で、完全初心者はモデル名、実行状態、コンテキスト設定、停止方法を混同しやすいので、まず単体のチャット動作を確認してください。
- OllamaのOpenAI互換API - /v1、model、Chat Completions・Responsesの対応範囲を見る
- OllamaのResponses API - /v1/responsesのstreamingと非stateful制約を確認する
JanのローカルAPIサーバーでできること
Janの現行API Referenceでは、ローカルAPIを`http://127.0.0.1:1337`で提供し、`/v1/models`、`/v1/chat/completions`、`/v1/messages`を案内しています。API keyを設定してAuthorization headerを付ける前提があるため、LM StudioやOllamaのlocal例と認証条件を同じにしません。
JanはLM Studioの次に比較したい人、自分用AI環境を作りたい人、API連携も見たい人に向きます。APIだけで判断せず、ローカル実行なのか外部接続なのかを分けて確認してください。
Foundry LocalをAPI候補にするとき
Foundry LocalはLM Studio、Ollama、Janとは別のWindows向けruntimeです。CLIのlocal serverとOpenAI互換の`/v1/chat/completions`を使う入口がありますが、CLIとRESTはpreview・active developmentとして案内されているため、利用時点の公式referenceを確認します。
- Foundry LocalをWindowsで使う方法 - CLI、local REST、SDK、model aliasとExecution Providerを確認する
- Foundry Local CLI reference - 現行のfoundry service、model list --filter、model runを確認する
- Foundry Local REST API - /v1/chat/completionsとpreviewの注意を確認する
Foundry LocalのAPIは「ポート」よりendpoint・model ID・状態で確認する
Foundry Localの現行REST referenceには`/v1/chat/completions`だけでなく`/v1/audio/transcriptions`もあります。OpenAI互換と書かれていても、接続先のendpointだけで判断せず、ロード済みmodel ID、Execution Provider、サービス状態を一緒に記録します。
| 確認対象 | 分かること | まだ分からないこと |
|---|---|---|
| `GET /openai/status` | 実行中のendpoint、model directory、pipeなどのサービス状態 | モデルがロード済みか、推論が成功するか |
| `GET /openai/models` | cached / registeredなモデルの一覧 | catalog上のモデルや、今すぐロードできるvariant |
| `GET /openai/loadedmodels` | 現在メモリへロードされたモデル | 別model IDのvariant、Execution Provider、TTLの実状態 |
| `POST /v1/chat/completions` | model ID、messages、stream、任意の`ep`・`ttl`を使うチャット接続 | OpenAI SDKの全機能やtool callingが同じように使えるか |
| `POST /v1/audio/transcriptions` | multipartの音声ファイル、model ID、language、response formatから文字起こしを得る接続 | 話者区間や本人同定、元音声との照合ができるか |
Foundry Localはdynamic portでサービスを起動するため、`5272`や`1337`のような数字を記事やコードへ固定しません。CLIなら`foundry server status`、SDKなら`manager.endpoint`など、実行時に得たendpointを使います。model aliasはcatalogやcacheを選ぶ入口であり、RESTのリクエストでは実際にロードされたmodel IDを確認して指定するのが安全です。
最初の切り分けは次の順番です。
- CLIまたはSDKでserviceを起動し、CLIなら`foundry server status`、SDKならmanagerのendpointを記録する。
- model alias、ダウンロード済み、ロード済みを分け、`/openai/loadedmodels`でRESTに渡すmodel IDを確定する。
- 短い`/v1/chat/completions`を送り、日時、endpoint、model ID、Execution Provider、HTTP結果を残す。
- 音声を試す場合は`/v1/audio/transcriptions`をASRとして確認し、話者区間や話者名は別のdiarization工程として扱う。
- REST referenceはactive developmentでbreaking changesの可能性があるため、利用時点のバージョン、endpoint、model ID、Execution Provider、fallback条件を記録する。
- Foundry Local REST API - endpoint、model ID、Audio Transcriptions、Execution Providerの現行仕様を確認する
- Foundry Local CLI - server status、model list、download、cacheの確認方法を見る
- Foundry Local SDKの開始手順 - service自動起動、cache、load、chat、cloud fallbackの入口を見る
- 話者分離の保存単位 - 文字起こしと話者区間・話者IDを別工程で保存する
クラウドAPIとローカルAI APIの比較表
| 比較軸 | クラウドAPI | ローカルAI API |
|---|---|---|
| 料金 | 従量課金やプラン料金が必要になりやすい | API呼び出し自体はローカルだが、PC購入や電気代、モデル保存容量が必要 |
| 速度 | ネットワークと提供側の性能に依存 | PC性能、モデルサイズ、量子化、VRAMに依存 |
| セットアップ | APIキーとSDKで始めやすい場合が多い | モデル、ツール、サーバー起動、ポート確認が必要 |
| プライバシー | 入力データが外部サービスへ送信される | localhostだけならPC内中心だが、外部API連携やLAN公開では前提が変わる |
| モデル選択 | 提供モデルから選ぶ | GGUFやOllamaモデルなどを自分で選ぶ |
| PC負荷 | 手元PCの負荷は少なめ | CPU、メモリ、GPU、VRAMを使う |
| 安定性 | 提供側の仕様変更や制限を受ける | 手元環境の設定、発熱、メモリ不足の影響を受ける |
PythonやJavaScriptから呼び出すと何ができるか
短いスクリプトから文章の要約、分類、下書き、ファイル名の整理、ログの読み取り補助などを試せます。コード例を使う場合は、まずlocalhostの短いテストに限定し、APIキーや秘密情報を外部へ送らない形にしてください。
既存のOpenAI向けコードを流用する場合でも、base URL、モデル名、対応パラメータをローカルツールに合わせる必要があります。動かないときは、コードより先にAPIサーバーが起動しているか、モデルが読み込まれているかを確認します。
APIで使うときに必要なPCスペック
APIで呼び出すから軽くなるわけではありません。実際には同じモデルを動かしているため、モデルサイズ、Q4/Q5/Q8、コンテキスト長、CPU、GPU、VRAM、同時起動アプリが関係します。
- ローカルAIのモデルサイズ早見表 - 8GB、16GB、32GBで最初に選ぶモデルサイズを確認する
- コンテキスト長とは - 長文や会話履歴でAPIが重くなる理由を確認する
- GPUオフロードとは - LM StudioでCPU/GPU/VRAMを見るポイントを確認する
セキュリティで注意すること
外部公開やLAN公開を安易に勧めません。最初はlocalhostだけで動かし、必要が出た場合だけ、認証、ファイアウォール、CORS、接続元、ログ、入力データの扱いを確認してください。
クラウドAPIや外部APIへ接続する場合は、入力した文章やファイルの一部が外部へ送信される可能性があります。社内文書、顧客情報、個人情報、秘密情報を扱う前に、公式情報、利用規約、会社や案件のルールを確認してください。
初心者はどこから始めるべきか
最初はLM StudioまたはOllamaで軽いモデルを1つ動かし、短い日本語質問に答えられるか確認します。次にlocalhostのAPIへ短いリクエストを送り、最後に自分のスクリプトやツールへつなげる順番が安全です。
- LM Studioの基本情報 - GUIでモデルを起動してからAPIへ進む
- Ollamaの基本情報 - コマンド/API連携を前提に使う入口を確認する
- Janとは - ローカルAIと外部APIを1つの画面で扱う選択肢を確認する
次に読む記事
- コンテキスト長とは - APIで長文や会話履歴を扱う前に読む
- ローカルAIでJSON出力する方法 - APIの回答をプログラムで扱いやすい形にする
- MCPとは - AIに外部ツールを使わせる仕組みと注意点を見る
- RAG・埋め込み・ベクトルDBの仕組み - PDFや文書チャットをAPIと組み合わせる前に読む
- GPUオフロードとは - LM Studio APIが遅いときのPC側確認に進む
- Q4/Q5/Q8の違い - APIで使うモデルの軽さと品質を確認する
よくある質問
ローカルAI APIは無料で使えますか?
localhostで動かすローカルAI APIの呼び出し自体は、クラウドAPIのような従量課金ではない場合が多いです。ただし、PC本体、GPU、電気代、保存容量、使うモデルや連携サービスの条件は別に確認が必要です。
OpenAI互換APIならOpenAIと完全に同じですか?
完全に同じとは限りません。対応エンドポイント、パラメータ、ストリーミング、ツール呼び出し、埋め込みなどはLM Studio、Ollama、Janごとに違います。
外部にデータは送信されますか?
localhostだけでローカルモデルを使う場合と、クラウドAIや外部APIに接続する場合で前提が変わります。LAN公開や外部API接続を使う前に設定と公式情報を確認してください。
Pythonが分からなくても使う意味はありますか?
あります。APIの考え方を知っておくと、AnythingLLM、Jan、Ollama、個人開発ツールがどのようにAIへ接続しているか理解しやすくなります。
APIで呼び出せば速くなりますか?
APIにしても同じモデルを動かすため、必ず速くなるわけではありません。モデルサイズ、量子化、コンテキスト長、メモリ、VRAM、CPU/GPUが関係します。
ポート番号は1234や1337で固定ですか?
固定とは限りません。公式例やデフォルトとして示されることはありますが、ツールや設定、バージョンで変わる可能性があります。実際の画面や公式ドキュメントで確認してください。
Foundry LocalのREST APIはポート番号を固定して使えますか?
固定値を前提にしないでください。CLIの`foundry server status`やSDKのmanager.endpointで実行時のendpointを確認し、`/openai/status`と`/openai/loadedmodels`でサービス状態と実際のmodel IDを分けて確認します。
Foundry Localのaudio transcriptionsは話者分離もしますか?
audio transcriptionsは音声認識のendpointです。話者区間や話者名の同定まで同じリクエストで保証するものではないため、話者分離が必要なら文字起こしとは別の工程としてWhisperXやpyannoteなどの仕様を確認します。
次に読むおすすめルート
開発・API連携したい人
LM StudioとOllamaの違いを確認し、API、長文処理、RAGまで段階的に進みます。
- Windowsでllama.cppを使う方法
- WindowsでローカルAIコーディングを始める
- VS CodeでローカルAIを使う
- LM Studioのlms CLIを使う
- LM StudioのTool Useを使う
- LM StudioのStructured Outputを使う
- LM StudioのResponses APIを使う
- LM StudioのMCPをAPIで使う
- ローカルAIでJSON出力する方法
- LM StudioとOllamaの違い
- コンテキスト長とは
- RAG・埋め込み・ベクトルDBの仕組み
- OllamaのEmbedding APIを使う
- OllamaのResponses APIを使う
- OllamaのAPI認証を確認する
- OllamaをWindowsのLANから使う前の確認
- NVIDIA PAIRで複数PCへ振り分ける
- OllamaのモデルID・能力を確認する
- OllamaのModelfileを使う
- Ollama native API streamingを使う
- Ollama Web Search APIを使う
- OllamaのThinkingを使う
- LM StudioのEmbedding APIを使う
- RAG評価と引用確認の基礎
- faithfulness確認
- ローカルRAGのプライバシー
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- ローカルLLMの安全性とプライバシー
- Gemma 4 12Bの更新メモ
- Hermes Desktopとは
- Hermes DesktopとLM Studio接続
- Hermes DesktopとOllama接続
- Hermes Desktop接続トラブル
- Hermes DesktopでOpenRouterを使う
- Hermes DesktopでDeepSeek APIを使う
- Hermes DesktopでProviderを使い分ける
- Hermes DesktopとLM Studio接続の確認ポイント
- Hermes AgentとDesktopの違い
- Ollamaとは
- Windows ARMでローカルAIを使う前の確認
- WindowsでOllamaをインストールする
- Ollamaのローカルモデルとcloudモデルの違い
- Ollamaのモデル保存場所と移動
- Ollamaのモデル一覧・削除・容量整理
- OllamaのOpenAI互換APIを使う
- Ollamaのtool callingを使う
- OllamaのStructured Outputsを使う
- OllamaのEmbedding APIを使う
- OllamaのResponses APIを使う
- OllamaのAPI認証を確認する
- OllamaのモデルID・能力を確認する
- OllamaのModelfileを使う
- Ollama native API streamingを使う
- LM StudioのEmbedding APIを使う
- Ollamaの解説
- 診断基準
- 比較表
あなたはどのタイプ?
- 初めてローカルAIを触る人 - まず全体像をつかみ、LM StudioとOllamaの違い、モデルサイズの考え方を順番に確認します。
- LM Studio・Ollamaの症状別トラブルを解決したい人 - 起動、モデルロード、Prompt Processing、generation、API接続、GPU確認をツール別に分けて読みます。
- GPUなし・低スペックPCの人 - 軽量モデル、メモリ別の目安、重いときの確認ポイントを先に見ます。
- PDFや資料を読ませたい人 - 先に基本を押さえ、モデル単体の確認後にAnythingLLMへ進みます。
- ローカルAIエージェントを試したい人 - Bionic、Ollama、AnythingLLM、Hermesを役割別に分け、local/cloud、tool、保存、PC負荷を順番に確認します。
- 開発・API連携したい人 - LM StudioとOllamaの違いを確認し、API、長文処理、RAGまで段階的に進みます。
関連チェック先
- [公式] LM Studio REST API - native v1 REST API、OpenAI互換API、モデルロードとprompt processingの違いを確認します。
- LM Studio Local Server - LM StudioのローカルLLM APIサーバー、localhostやネットワーク公開、起動方法を確認できます。
- LM Studio OpenAI Compatibility API - LM StudioのOpenAI互換endpoint、/v1のbase URL、対応範囲を確認できます。
- Ollama API - Ollamaのlocal /api、cloud APIのbase URL、Python/JavaScriptライブラリを確認できます。
- Ollama OpenAI Compatibility - OllamaのOpenAI互換API、/v1 base URL、Responsesやtool対応の範囲を確認できます。
- Jan API Documentation - JanのローカルOpenAI互換API、/v1/models、chat completions、認証の現行仕様を確認できます。
- [公式] Microsoft Foundry Local CLI reference - server status、model list、download、cacheの確認方法を確認します。
- [公式] Microsoft Foundry Local REST API - Chat Completions・Audio Transcriptions、dynamic port、model ID、Execution Provider、active developmentの注意を確認します。
- [公式] Get started with Foundry Local - SDKのservice自動起動、catalog、cache、load、chat、cloud fallbackの入口を確認します。
- [公式] Choose your Windows AI solution - Windows AI APIs、Foundry Local、Windows ML、cloud fallbackの役割分担を確認します。
- Introducing LM Studio 0.4.0 - llmster、parallel requests、Unified KV Cache、Developer Mode、歴史的な/v1/chat案内、permission keysの公式発表です。
- LM Studio native chat API公式Docs - 現行native endpointであるPOST /api/v1/chatのリクエストとレスポンスを確認します。
- LM Studio OpenAI互換tools公式Docs - OpenAI互換の/v1/chat/completionsでtool useを扱う場合の公式説明を確認します。
- LM Studio OpenAI互換モデル一覧 - GET /v1/modelsのdata[].idと、JIT有効時に未ロードのダウンロード済みmodelも一覧に含まれる条件を確認できます。
- LM Studio OpenAI互換Chat Completions - POST /v1/chat/completionsのmodel・messages・streamなど、OpenAI互換リクエストを確認できます。
- LM Studio native RESTモデル一覧 - GET /api/v1/modelsのmodels[].key・type・loaded_instancesを確認できます。
- LM Studio API認証 - LM Studio 0.4.0以降のAPI token、permission、認証時に全requestへ有効なtokenが必要な条件を確認できます。
- Microsoft Invoke-RestMethod (PowerShell 5.1) - Windows PowerShell 5.1の-UseBasicParsing、-TimeoutSec、-Headers、-ContentTypeとREST requestの構文を確認できます。
- Microsoft ConvertTo-Json (PowerShell 5.1) - Windows PowerShell 5.1のConvertTo-JsonとDepth指定を確認できます。
- [公式] LM Studio REST APIのStreaming events - model_load、prompt_processing、message、error、chat.endのイベントを確認します。
- [公式] Ollama for Windows - Windows要件、localhost:11434、PATH、ログ保存場所、モデル保存場所を確認します。
- [公式] Ollama API Usage - total_duration、load_duration、prompt_eval_duration、eval_durationなどを確認します。
- [公式] Ollama Generate API - done、done_reason、使用量フィールド、ストリーミング最終チャンクを確認します。
- [公式] Ollama Chat API - チャットAPIの応答フィールドとストリーミング時の記録項目を確認します。
- [公式] Ollama List running models - 実行中モデルのsize_vram、context_length、quantization_levelなどを確認します。