LM Studioのモデル保存場所はどこ?Windowsで変更・移動する方法

公開日
2026-08-09
更新日
2026-09-30
情報確認日
2026-09-30
編集・運営
Local AI Compass

LM Studioのモデル保存先は、Windows全体に共通する固定パスを決め打ちするより、アプリのMy Modelsで現在のモデルディレクトリを確認するのが安全です。Cドライブの容量を空けたい場合は、保存先の変更、外部GGUFの取り込み、不要モデルの削除を別の作業として扱います。

導入前に確認すること

  • Windowsのバージョン、メモリ容量、GPU/VRAM、空き容量を確認する
  • 最初は軽量モデル、短い質問、少ない同時作業から始める
  • 公式サイトの対応OS、利用規約、モデルのライセンスを確認する

先に結論:LM Studioの保存先はMy Modelsを基準に見る

LM Studio公式ドキュメントは、モデル保存先を変更する入口としてMy Modelsを案内しています。Windowsのユーザーごとに環境や過去の設定が異なるため、「必ずこのフォルダ」と固定パスだけで判断しないでください。

LM Studioのモデル保存場所と確認方法を分ける表
見る対象確認場所・コマンド意味
モデル保存先LM StudioのMy ModelsGGUFやembedding modelが置かれる現在のモデルディレクトリ
保存済みモデルlms lsディスク上で認識されているモデル、サイズ、architecture、parameters
ロード中のモデルlms ps現在メモリやGPUへロードされているモデル
外部GGUFlms import <file-path>Downloadsなどにあるファイルをモデルディレクトリへ取り込む入口
アプリ・runtime・履歴LM Studioの各設定や履歴画面モデル本体とは別に確認するデータ

「モデルが見えない」ときに、モデルディレクトリ、ロード状態、チャット履歴、runtimeを同じものとして扱うと切り分けに失敗します。最初に空き容量を空けたいのか、モデルを認識させたいのかを決めます。

現在の保存先とモデル一覧を確認する

保存先を変更する前に、いまLM Studioがどのディレクトリを見ているかと、どのモデルを残すかを記録します。公式CLIのlmsは、LM Studioを一度起動した後に使い始める前提です。

  1. LM Studioを開き、My Modelsへ移動して表示されているモデルディレクトリを確認する。画面名や位置が異なる場合は、公式ドキュメントのMy Models案内を基準にする。
  2. PowerShellまたはコマンドプロンプトで lms ls を実行し、保存済みモデルの名前とサイズを記録する。
  3. 必要なら lms ls --detailed または lms ls --json でarchitecture、parameters、埋め込みモデルを分けて確認する。
  4. lms ps でロード中のモデルがないか確認し、保存先変更やファイル整理の前に使用中のモデルを止める。
lms ls
lms ls --detailed
lms ps

アプリに表示されるモデル名と、Windowsのフォルダ名やGGUFファイル名は同じとは限りません。名前だけでファイルを削除せず、一覧、サイズ、保存先を一緒に記録します。

Cドライブ以外へモデル保存先を変更する

LM Studio公式の案内では、モデルディレクトリの変更はMy Modelsから行います。Dドライブや外付けSSDを使う場合も、アプリ内で現在のディレクトリが切り替わったことを確認し、既存モデルが自動でコピーされたと決めつけないでください。

  1. 新しい保存先を用意し、ドライブ文字が変わらないか、空き容量と書き込み権限があるかを確認する。
  2. 変更前のMy Modelsの場所と、残したいモデルを記録する。可能なら重要なGGUFを別媒体へバックアップする。
  3. LM StudioのMy Modelsでモデルディレクトリの変更操作を行い、保存先を選択する。画面に移行や確認が表示された場合は、内容を読んでから進める。
  4. 変更後にlms lsを実行し、モデル一覧とサイズが期待どおりか確認する。
  5. 軽いモデルを1つだけロードし、短い質問を送ってから、古い保存先を整理する。
LM Studioのモデル保存先変更前後に見る項目
確認項目変更前変更後
My Modelsの表示現在のモデルディレクトリを記録新しい場所を表示できるか
lms ls残すモデルとサイズを記録一覧とサイズが期待どおりか
ドライブ空き容量・権限・接続を確認再起動後も同じドライブでアクセスできるか
動作確認ロード中のモデルを止める軽いモデルを1つだけロードして確認

外付けSSDを保存先にする場合、未接続の状態ではモデルが見えなくなります。保存先変更の失敗とドライブ接続の失敗を混同しないよう、変更後のドライブ文字と接続状態を記録してください。

既存のGGUFを移すならlms importで小さく試す

すでにDownloadsや別ドライブにあるGGUFをLM Studioへ取り込む場合、公式CLIのlms importにはcopy、hard link、symbolic link、dry-runの選択肢があります。管理中のモデルフォルダをエクスプローラーで一括移動する前に、まず1ファイルで取り込みを確認します。

  1. 取り込むGGUFのパス、ファイルサイズ、配布元、quant名、licenseを記録する。
  2. dry-runで対象ファイルと配置先を確認し、いきなり元ファイルを消さない。
  3. 最初は--copyを使い、元ファイルを残したままLM Studioのモデルディレクトリへ取り込む。
  4. lms lsで認識を確認し、My Modelsからロードできるか短い入力で試す。
  5. 問題がなければ、重複ファイルや不要な元ファイルを個別に整理する。
lms import "D:\Downloads\model.gguf" --copy --dry-run
lms import "D:\Downloads\model.gguf" --copy --user-repo my-user/custom-models
lms ls --detailed
lms importの取り込み方法を比較する表
方法元ファイル最初の用途
--copy残す移行確認やバックアップを兼ねて試す
既定のmove移す配置先を確認済みで、元を残す必要がない場合だけ検討
--hard-link / --symbolic-link共有・リンクファイル管理の仕組みを理解している場合に限定する
--dry-run変更しない対象と配置先を確認する下見

OneDrive内のGGUFは同期状態とオフライン状態を分けて確認する

OneDriveのファイル状態は「PCに実体があるか」を示し、同期対象かどうかとは別です。LM Studioのモデルをオフラインで使いたい場合も、OneDrive内で「常に保持」にしただけではクラウド同期は止まりません。

OneDrive Files On-Demandの状態とローカルAIモデル移行時の注意
エクスプローラーの表示PC上の状態同期・移行時の注意
青い雲(オンラインのみ)モデルの実体はPCに未取得。開く・コピーするにはネット接続が必要です。オンラインのみのファイルをOneDrive外へ移動すると、ダウンロード後にOneDrive上の元ファイルが削除されます。クラウド側も残すなら移動せずコピーします。
緑のチェック(ローカルで利用可能)現在はPC上にあり、オフラインでも開けます。「空き領域を増やす」やStorage Senseで後からオンラインのみへ戻る場合があります。OneDrive同期は続きます。
白いチェック付きの緑の丸(常に保持)PCに常時ダウンロードされ、オフラインでも使えます。ディスク容量を使い、OneDrive同期も続きます。独立したバックアップにはなりません。

同期させずに使う要件がある場合は、LM StudioのMy Modelsに表示される実際の保存先を確認し、OneDriveの同期フォルダーやバックアップ対象から外れた場所を選びます。ドライブ文字だけでは判定できません。OneDriveの保存先が別ドライブにある場合や、デスクトップ・ドキュメントをOneDriveへバックアップしている場合もあるため、フルパスとOneDriveの同期・バックアップ設定を見ます。

  1. lms psでロード中のモデルを確認し、保存先を変更する前にアンロードします。My Modelsで現在の保存先を控え、同期対象外が必要なら同じ画面で保存先を選び直します。たとえばD:\LocalModels\LMStudioは説明用の例で、表示されるフルパスと実際の同期対象を確認します。
  2. 元GGUFが青い雲なら、コピー前に「このデバイス上で常に保持する」を選び、ダウンロード完了を待ちます。元ファイルと独立コピーの両方を残す容量も確保します。常に保持にしても同期は続きます。
  3. lms importに--copyと--dry-runを付け、コピーの取り込み先を下見します。既定のimportは元ファイルを移動するため、元を残す実行でも--copyを付け、--dry-runだけを外します。
  4. lms ls --detailedとMy Modelsでコピー先を確認し、1つのモデルだけをロードして短い入力で試します。オフライン利用が要件なら、必要なモデルとruntimeが揃った後、ネットに接続していない状態でLM Studioを起動し直して同じ短い入力を試します。成功するまでは元ファイルを残します。
lms import "D:\OneDrive\Example\model.gguf" --copy --dry-run
lms import "D:\OneDrive\Example\model.gguf" --copy
lms ls --detailed

上のパスは説明用の例です。--copy、--hard-link、--symbolic-linkは同時に使えません。リンクは元ファイルを共有・参照する方法で、独立したコピーやバックアップにはなりません。

モデルを削除・整理する前の確認

現在の公式CLIドキュメントには、保存済みモデル一覧、ロード、アンロード、importなどの説明はありますが、推測で使える「lms rm」のような削除コマンドを案内してはいません。削除目的で未知のコマンドを試さず、My Modelsの画面とファイルの対応を確認します。

  • lms ls --detailedで、削除候補のモデル名、サイズ、LLMかembeddingかを記録する。
  • lms psでロード中でないことを確認し、必要ならlms unloadでメモリから外す。
  • LM StudioのMy Modelsで対象モデルを確認し、画面の削除操作を使う。
  • 削除後にlms lsを再実行し、一覧から消えたかを確認する。
  • 空のフォルダ、別quant、embedding model、RAGデータ、チャット履歴をモデル本体と混同しない。
  • 容量が空いたことをWindowsのストレージ表示でも確認し、目的のモデル以外を一括削除しない。

モデルを削除しても、チャット履歴やPDF、RAGの文書・embedding、runtimeまで同時に消えるとは限りません。容量を空けたい場合ほど、対象をモデル本体に限定してください。

モデルが見えない・ロードできない時の分岐

LM Studioのモデル保存先変更後の症状別切り分け表
症状最初に確認次の一手
lms lsが空My Modelsの保存先、ドライブ接続、lmsを実行した環境My Modelsの表示と保存先を合わせ、軽いGGUFを1つimportする
一覧にあるがロードできないファイルの存在、形式、メモリ/VRAM、ロード中モデルlms ls --detailed、lms ps、軽いモデルで分ける
Dドライブで見えないドライブ文字、接続、権限、保存先の切り替え元の保存先を消さずにMy Modelsを戻して確認する
削除したのに容量が変わらない別quant、embedding、RAG、履歴、Windowsの表示更新対象フォルダとlms lsを再確認し、一括削除しない

モデル保存先の問題に見えて、実際にはメモリ不足、runtime、ファイル形式、ロード状態の問題である場合もあります。保存先を何度も変える前に、lms ls、lms ps、軽いモデルのロードを順番に実行します。

オフライン利用と保存先を混同しない

LM Studio公式のOffline Operationでは、ダウンロード済みLLMの利用、文書チャット、local serverは通信なしで使える機能として説明されています。一方、モデル検索、ダウンロード、runtimeの取得、更新確認には通信が必要です。保存先をDドライブへ変えても、Discoverや新規ダウンロードが自動的にオフラインになるわけではありません。

LM Studioのローカル利用と通信が必要な操作を分ける表
操作保存済みモデルだけで実行通信が必要になりやすい操作
チャットダウンロード済みモデルをロードして使うモデルをDiscoverで探す
文書/RAGローカル処理として使う外部providerや同期機能を選ぶ
モデル管理lms ls、My Models確認新しいモデルやruntimeをダウンロードする

よくある質問

LM StudioのモデルはWindowsのどこに保存されますか?

固定のWindowsパスを決め打ちせず、LM StudioのMy Modelsに表示されるモデルディレクトリを確認してください。保存済みモデルの実体やサイズはlms lsでも確認できます。

LM Studioのモデル保存先をDドライブへ変更できますか?

できます。公式ドキュメントが案内するMy Modelsのモデルディレクトリ変更を使い、変更後にlms lsと軽いモデルのロードで確認します。古い場所をすぐ削除しないでください。

GGUFをエクスプローラーでLM Studioのフォルダへ移動してもよいですか?

管理中のフォルダを一括で移動する前に、lms importのdry-runと--copyで1ファイルを取り込む方法が安全です。lms lsで認識し、ロードできることを確認してから整理します。

lms lsとlms psの違いは何ですか?

lms lsはディスク上で認識されている保存済みモデル、lms psは現在ロードされているモデルを確認します。保存先変更や削除前は両方を分けて見ます。

LM Studioにモデル削除用のlmsコマンドはありますか?

公式CLIドキュメントの一覧では、ls、load、unload、importなどが案内されています。推測した削除コマンドを使わず、My Modelsの画面とlms lsで対象を確認してから整理してください。

モデルを削除すればチャット履歴やRAGのPDFも消えますか?

消えるとは限りません。モデル本体、履歴、ログ、PDF、embedding、RAGデータは別に保存される場合があります。容量を空ける前に対象を分けて確認してください。

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