Hermes Desktopがつながらない時の症状別チェック
- 公開日
- 2026-06-17
- 更新日
- 2026-06-18
- 情報確認日
- 2026-06-18
Hermes Desktopがつながらない時は、Hermesだけを直そうとせず、まずLM Studio、Ollama、OpenRouter、DeepSeek APIなどのprovider側が単体で動くか確認します。connection refusedはURL/port/server起動、model not foundはmodel ID、401/429は外部APIの認証・上限、timeoutや遅い症状はモデル負荷を疑います。providerごとに見る場所が違うため、このページでは症状から順番に切り分けます。
導入前に確認すること
- Windowsのバージョン、メモリ容量、GPU/VRAM、空き容量を確認する
- 最初は軽量モデル、短い質問、少ない同時作業から始める
- 公式サイトの対応OS、利用規約、モデルのライセンスを確認する
まず結論:Hermesだけを直そうとしない
- Hermes Desktopは操作側・GUI側で、実際に返答を作るのはLM Studio、Ollama、OpenRouter、DeepSeek APIなどのprovider側です。
- 最初にprovider単体で短い質問に答えられるか確認します。ここで動かなければHermesの設定を触っても直りません。
- 重いモデル、長い会話履歴、PDFやツール実行込みで試すと、接続問題と性能問題が混ざります。新規会話、短い質問、軽いモデルで切り分けます。
server起動、port、model ID、モデルロード状態を先に確認します。
API key、model slug、credits、rate limit、ActivityやUsageを確認します。
接続ではなく、モデルの重さ、GPU offload、VRAM、context lengthが原因のことがあります。
症状別早見表
| 症状 | まず疑う原因 | 最初に見る場所 | やってはいけないこと | 詳細記事 |
|---|---|---|---|---|
| connection refused | server未起動、port違い、localhostの向き違い | LM Studio Developer / Ollama service / Hermesのbase URL | API keyやmodel IDを先に疑って全部変える | /articles/hermes-desktop-connection-refused/ |
| model not found | 表示名とAPI上のmodel ID / model slugの不一致 | LM Studioのmodel identifier、/v1/models、OpenRouter Models | GGUFファイル名をそのまま入れる | /articles/hermes-desktop-model-not-found/ |
| 401 unauthorized | API key未設定、保存先違い、失効、secret名違い | HermesのSecrets、OpenRouter/DeepSeekのkey画面 | 本物のkeyを記事、GitHub、スクリーンショットに貼る | /articles/hermes-desktop-openrouter-errors/ |
| 429 rate limit | 無料枠、credits、rate limit、provider混雑 | OpenRouter Activity / Usage / FAQ、DeepSeek Usage | 無料枠を本番用途の前提にする | /articles/hermes-desktop-openrouter-errors/ |
| timeout | モデルが重い、contextが長い、外部APIが遅い | LM Studioの実行状況、CPU/GPU/メモリ、API Activity | 長い会話履歴のまま接続確認する | /articles/hermes-desktop-slow-response/ |
| 返事が極端に遅い | PC負荷、GPU offload不足、VRAM不足、重いモデル | タスクマネージャー、LM Studio、GPU offload設定 | Q8や大きいモデルから始める | /articles/lm-studio-gpu-offload-guide/ |
| Hermesだけ無反応 | providerは動くがHermes側のprovider/profile/model指定が違う | Hermesのactive provider、profile、model設定 | provider側を正常確認せず再インストールする | /articles/hermes-desktop-lm-studio-troubleshooting/ |
| LM Studio単体でも遅い | HermesではなくPCまたはモデル負荷 | LM Studio単体チャット、モデルサイズ、量子化 | Hermes側だけ調整し続ける | /articles/hermes-desktop-slow-response/ |
| API keyが分からない | 外部APIとローカルproviderの混同 | OpenRouter / DeepSeekのkey発行画面、Hermes Secrets | サンプルのdummy keyを実運用に使う | /articles/hermes-desktop-openrouter/ |
| base URLが分からない | LM Studio、Ollama、OpenRouter、DeepSeekで入口が違う | provider公式画面、local server画面 | LM StudioのportをOllamaやOpenRouterへ流用する | /articles/local-ai-api-server-guide/ |
| model IDが分からない | 表示名、GGUFファイル名、API IDの混同 | /v1/models、providerのModels画面 | 見た目の名前を推測で入れる | /articles/hermes-desktop-model-not-found/ |
| WSL2からWindows側のserverへつながらない | WSL2内localhostとWindows側localhostの違い | WSL2 networking、host IP、Serve on Network、Firewall | 初心者がいきなり複雑なWSL2構成で試す | /articles/hermes-desktop-connection-refused/ |
10分で切り分ける手順
- provider単体で動くか確認する
- local server / API endpoint が起動しているか確認する
- base URL と port を確認する
- /v1/models やprovider画面で model ID / model slug を確認する
- 短い質問・軽いモデル・新規会話で試す
- 外部APIなら API key / credits / rate limit / Activity を確認する
- WSL2なら localhost がどちらを指しているか確認する
- CPU/GPU/メモリ/VRAM/コンテキスト長を確認する
- 変更は1つずつ行い、エラー文をメモする
- 詳細記事へ進む
provider別の確認ポイント
| provider | base URLの目安 | 最初に見る場所 | model名の確認 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| LM Studio | 例: http://localhost:1234/v1 | Developer tab / Start Server / server画面 | LM Studio側のmodel identifier、/v1/models | 1234は例です。実際のhost/portは現在のLM Studio画面を優先します。server起動とモデルロードは別です。認証を有効にしている場合はAPI keyも確認します。 |
| Ollama | 例: http://127.0.0.1:11434/v1 | ollama serve、サービス起動、pull済みモデル | Ollamaのモデル名とタグ | LM Studio用portと混同しないでください。local OllamaではAPI key不要な場合があります。context lengthはserver側やModelfile側の話になる場合があります。 |
| OpenRouter | https://openrouter.ai/api/v1 | API key、model slug、credits、rate limit、Activity | OpenRouter Modelsの現在のslug | 外部APIです。入力内容は外部送信されます。free model条件、料金、rate limitは変わるため公式画面を確認します。 |
| DeepSeek API | 公式docsのbase URLを確認 | API key、残高、rate limit、Change Log | DeepSeek API Docs / updatesの現在のmodel名 | OpenRouter経由とDeepSeek API直接利用を分けます。model名や価格を固定断定しすぎないでください。 |
- Hermes Desktop × LM Studio - local server、base URL、model IDのつなぎ方
- Hermes Desktop × Ollama - Ollama側のAPI URLとモデル名を確認
- Hermes Desktop × OpenRouter - 外部APIとしての使い方と注意点
- Hermes Desktop × DeepSeek API - OpenRouter経由と直接API利用を分けて確認
エラー別の詳しい切り分け
- connection refused
- server未起動、port違い、localhostの向き違い、Windows Firewall、WSL2 networking、LM StudioのServe on Network、Ollama service状態を確認します。
- model not found
- 表示名とmodel ID、GGUFファイル名とAPI上のID、OpenRouter/DeepSeekのmodel slug変更を疑います。/v1/modelsやprovider側で実際に見える名前を使います。
- 401 unauthorized
- API key未設定、保存先違い、secret名違い、expired/revoked keyを確認します。本物のkeyをGitや記事へ貼らないでください。
- 429 rate limit / quota
- 無料枠、rate limit、credits不足、Activity/Usage、provider混雑を確認します。必要なら別providerやローカルへ切り替えます。
- timeout / 遅い / 止まる
- モデルの重さ、context length、CPU 100%、GPU offload不足、VRAM不足、長い会話履歴、外部API遅延を疑い、軽いモデル・短い質問・新規会話へ戻します。
WSL2 / Windowsユーザー向け補足
上級者向けの補足です。WSL2内の localhost とWindows側の localhost は、構成によって同じ場所を指すとは限りません。Windows側でLM StudioやOllamaを動かし、Hermes AgentがWSL2側で動く場合は、mirrored networking、NAT mode、host IP、Serve on Network、Windows Firewallを確認します。
初心者は、まずWindows側だけでLM Studio/OllamaとHermes Desktopを動かす構成を確認してください。WSL2を絡めるのは、Windows側だけで動くことが分かってからの方が原因を分けやすくなります。
やってはいけないこと
- エラー文を読まずに全部再インストールする
- LM Studio、Ollama、OpenRouterを同時に変える
- 重いモデル・長いコンテキストで接続確認する
- API keyを記事、GitHub、スクリーンショットに貼る
- 外部APIなのにローカルAIだと思い込む
- 本番フォルダや秘密情報をいきなりHermesに触らせる
- 料金上限を見ずに外部APIを長時間回す
次に読む記事
- Hermes Desktop総合ガイド - 全体像と読み順を確認する
- Hermes Desktopとは - GUI側とprovider側の役割を分ける
- Hermes Desktop × LM Studio - LM Studio local serverとの接続
- LM Studio接続トラブル - base URL、port、model IDを詳しく確認
- Hermes Desktop × Ollama - OllamaのAPI URLとモデル名を確認
- Hermes Desktop × OpenRouter - 外部APIの使い方と注意
- Hermes Desktop × DeepSeek API - DeepSeek API直接利用と更新情報の見方
- Provider切り替え - ローカルと外部APIを用途で分ける
- connection refused詳細 - server、port、localhostを確認
- model not found詳細 - model IDとslugを確認
- OpenRouterエラー詳細 - 401、429、credits、rate limitを確認
- slow response / timeout - 遅い、止まる、timeoutの切り分け
- local AI API server guide - OpenAI互換API、base URL、localhostの基本
- GPU offload - CPU 100%、GPU使用率が低い時の確認
- Q4/Q5/Q8 - 軽いモデルで接続確認する基準
- GGUFとは - GGUF、表示名、ファイル名の考え方
- local AI security / privacy - 外部送信と秘密情報の扱いを確認
公式情報を確認したポイント
| 対象 | 確認した公式情報 | 本文での扱い |
|---|---|---|
| LM Studio | Developer tabからlocal serverを起動でき、OpenAI互換endpointと/v1/modelsがある | localhost:1234/v1は例として扱い、実際の画面を優先すると明記 |
| Hermes Agent Providers | providerを通してモデルを使い、LM Studio、Ollama、OpenRouter、DeepSeekなどを設定する | Hermes側とprovider側を分けて説明 |
| Ollama | Hermes連携でhttp://127.0.0.1:11434/v1の例、local OllamaではAPI key不要の文脈がある | LM Studioのportと混同しない注意を追加 |
| OpenRouter | https://openrouter.ai/api/v1/chat/completions とOpenAI SDKのbaseURL文脈がある | 外部API、model slug、credits、rate limit、Activity確認として整理 |
| DeepSeek API | base URL、現行model名、updatesでモデル変更情報が案内される | model名や料金を固定断定せず公式確認を促す |
よくある質問
Hermes Desktopがつながらない時は最初に何を見る?
Hermesだけではなく、まずLM Studio、Ollama、OpenRouter、DeepSeek APIなどのprovider側が単体で動くかを見ます。provider単体で短い質問に答えられなければ、Hermes側の設定を変えても原因は残ります。
connection refused は何が原因?
多くはserver未起動、port違い、base URL違い、localhostの向き違いです。LM StudioのDeveloper tab、Ollama service、Windows Firewall、WSL2 networkingを順番に確認します。
model not found は何が原因?
Hermesに入れたmodel IDがprovider側で見えていない時に起きやすいです。表示名、GGUFファイル名、API上のmodel IDは一致しない場合があるため、/v1/modelsやprovider画面を優先します。
LM Studio serverを起動しているのに動かないのはなぜ?
server起動とモデルロードは別です。モデルがロードされているか、base URLに/v1が含まれるか、portが現在の画面と合っているか、認証を有効にしていないかを確認します。
OpenRouterで401が出る時は?
API keyの未設定、無効、貼り間違い、保存先の違いを確認します。記事やGitに本物のキーを書かず、Secretsや環境変数など安全な場所に保存してください。
返事が遅い時は接続エラー?
必ずしも接続エラーではありません。LM Studio単体でも遅いなら、モデルの重さ、GPU offload、VRAM、context length、長い会話履歴を疑います。
LM StudioとOllamaでbase URLは同じ?
同じではありません。LM Studioは1234番portの例、Ollamaは11434番portの例がよく出ますが、どちらも実際の画面や起動状態を確認してください。
一番安全な接続確認方法は?
新規チャット、軽い7B/8B級モデル、短い質問、短いcontextで試し、1回ごとに変更点をメモする方法です。外部APIでは送信内容と料金上限も確認します。
LM Studioのbase URLは何を入れる?
公式例では http://localhost:1234/v1 が使われることがありますが、1234は例です。実際にはLM Studioのserver画面に表示されるhost、port、pathを優先してください。
Ollamaのbase URLは何を入れる?
Hermes連携では http://127.0.0.1:11434/v1 が例として案内されています。LM Studio用のlocalhost:1234と混同しないでください。
OpenRouterの401は何を見る?
API key未設定、失効、保存先違い、secret名違いを見ます。OpenRouterは外部APIなので、keyを本文、Git、スクリーンショットへ貼らないでください。
OpenRouterの429は何を見る?
rate limit、credits、無料枠条件、Activity/Usageを確認します。無料枠や上限は変わりやすいため、現在のOpenRouter公式画面を優先してください。
DeepSeek APIでmodel名が見つからない時は?
DeepSeek API DocsとChange Logで現在のmodel名を確認します。OpenRouter経由のDeepSeekとDeepSeek API直接利用では設定先とmodel名の見方が違う場合があります。
WSL2を使っている場合に何が変わる?
WSL2内のlocalhostとWindows側のlocalhostが同じとは限りません。Windows側serverへつなぐ場合はhost IP、mirrored networking、NAT mode、Serve on Network、Firewallを確認します。
API keyはどこに保存する?
HermesのSecrets機能、環境変数、パスワード管理ツールなど、外部に露出しにくい場所へ保存します。記事、GitHub、チャット本文、スクリーンショットには入れません。
外部APIを使うとローカルAIではなくなる?
推論がOpenRouterやDeepSeek APIなど外部で実行される場合、その会話はローカル完結ではありません。入力内容が外部送信される前提で扱います。
どのproviderから試すべき?
初心者はLM Studioで軽いGGUFモデルを単体確認し、その後Hermesへつなぐ流れが切り分けやすいです。CLIや自動化に慣れている人はOllamaも候補です。
再インストールする前に何をメモする?
エラー文、provider名、base URL、port、model ID、API keyを保存した場所、使ったモデル、PC負荷、直前に変えた設定をメモします。
次に読むおすすめルート
初めてローカルAIを触る人
まず全体像をつかみ、LM StudioとOllamaの違い、モデルサイズの考え方を順番に確認します。
- クラウドAIとローカルAIの使い分け
- ローカルLLMとは
- ローカルAIを入れる前に確認すること
- WindowsでローカルAIを始める完全ガイド
- LM Studioとは
- GGUFとは
- 小型LLM・量子化の現実
- GGUF量子化安全とRAG/NPU研究
- Hugging Face安全チェック
- PDF/RAG/引用確認の現実
- LM Studioで最初に選ぶモデル
- GGUFモデル選び診断
- Hugging FaceでGGUFモデルを探す方法
- Q4/Q5/Q8の違いと選び方
- Q4/Q5/Q8研究ガイド
- Hermes Desktopとは
- Hermes DesktopとLM Studio接続
- Hermes DesktopとOllama接続
- Hermes AgentとDesktopの違い
- ローカルLLMツール比較
- ローカルAI更新メモ
- 診断ページ
あなたはどのタイプ?
- 初めてローカルAIを触る人 - まず全体像をつかみ、LM StudioとOllamaの違い、モデルサイズの考え方を順番に確認します。
- GPUなし・低スペックPCの人 - 軽量モデル、メモリ別の目安、重いときの確認ポイントを先に見ます。
- PDFや資料を読ませたい人 - 先に基本を押さえ、モデル単体の確認後にAnythingLLMへ進みます。
- 開発・API連携したい人 - LM StudioとOllamaの違いを確認し、API、長文処理、RAGまで段階的に進みます。
関連チェック先
- LM Studio Local LLM API Server - Developer tabからlocal serverを起動する公式説明です。
- LM Studio OpenAI Compatibility - OpenAI互換endpointとbase URLの考え方を確認できます。
- LM Studio List Models - /v1/modelsで見えるmodel identifierを確認できます。
- Hermes Agent AI Providers - Hermes Agentでproviderを設定する考え方を確認できます。
- Ollama Docs: Hermes Agent - OllamaをHermes Agentとつなぐ公式説明です。
- OpenRouter Quickstart - OpenRouter API、base URL、model slugの公式入口です。
- OpenRouter FAQ - free model、credits、rate limitなどの変わりやすい条件を確認できます。
- DeepSeek API Docs - DeepSeek APIのbase URL、model名、API keyの公式入口です。
- DeepSeek API Change Log - model名やAPI仕様の更新情報を確認できます。