LM StudioのCLI「lms」をWindowsで使う方法|基本コマンドとサーバー確認

公開日
2026-08-09
更新日
2026-09-12
情報確認日
2026-09-12
編集・運営
Local AI Compass

LM StudioのCLIであるlmsは、LM Studioまたはllmsterに付属し、別のnpmやpipパッケージを追加して導入するものではありません。Windowsではまずlms --help、lms ls、lms load、lms ps、lms chat、lms server statusを順番に使い、必要な場合だけremote host・runtime・daemon・Linkを追加します。保存済み、ロード中、server、別PC上の実行を分けると、同じ「動かない」を別の層で調べずに済みます。

導入前に確認すること

  • Windowsのバージョン、メモリ容量、GPU/VRAM、空き容量を確認する
  • 最初は軽量モデル、短い質問、少ない同時作業から始める
  • 公式サイトの対応OS、利用規約、モデルのライセンスを確認する

先に結論:lmsはLM Studio付属のCLIで、まず状態を分けて見る

LM Studio公式docsでは、lmsはLM Studioまたはllmsterに含まれるCLIで、別のインストール手順を追加する必要はないと案内されています。公式ページには、LM Studioを少なくとも一度起動してから確認する説明と、lmsが起動していない場合に自動で起動する説明の両方があるため、WindowsではまずLM Studioまたはllmsterの導入状態、新しいターミナル、lms --helpの順に確認します。

WindowsでLM Studioのlms CLIを使うときの確認対象
見たい状態最初のコマンド分かること
CLIが呼び出せるかlms --helplmsの利用条件と現在のコマンド一覧
ディスク上のモデルlms lsLM Studioのモデルディレクトリで認識されたモデル
メモリへロード中のモデルlms ps現在ロードされているモデル
モデルをメモリへ載せるlms load MODEL_KEYcontext、GPU offload、TTLなどを指定する入口
別のLM Studio instanceを操作lms ls/ps/load/unload --host HOSTremote host上のモデル・ロード状態・操作対象を分ける
端末で短く試すlms chat MODEL_KEY -p "質問"local modelへ単発promptを送る入口
HTTP serverの状態lms server statusserverの稼働状態とport

ここで扱うのはlms CLIの導入と状態確認です。モデルの保存先を画面で変更する手順、OpenAI互換APIのpath、VS Codeのprovider設定、GPU性能の比較は、それぞれ別の確認対象として切り分けます。

Windowsでlmsを使える状態にする

lmsだけを先に別途インストールするのではなく、LM Studio本体またはllmsterの導入を先に確認します。LM Studioが未導入なら公式のWindows向け導入手順を確認し、通常のGUI利用ではアプリを一度開いてからPowerShellを開き直します。lmsが自動起動できる環境でも、最初はlms --helpで現在のCLIを確認します。

  1. LM Studioまたは、画面なし運用が必要な場合のllmsterを公式の導入手順から確認する。通常のWindows利用ではLM Studioをスタートメニューから一度起動する。
  2. LM Studioまたはllmsterの導入状態を確認し、新しいPowerShellを開く。lmsが自動起動する場合も、最初の確認対象を混ぜない。
  3. lms --helpを実行し、ヘルプが表示されるか確認する。必要ならlmsを引数なしで実行し、現在のCLI概要を確認する。
  4. 次にlms lsを実行し、LM StudioのMy Modelsで認識されているモデルが表示されるか確認する。
lms --help
lms
lms ls

「lmsが見つからない」ときに、いきなりnpmやpipなどの別経路で同名コマンドを入れないでください。LM Studioまたはllmsterの導入、通常の初回起動、新しいターミナル、利用時点の公式CLI docsにある付属条件を順番に確認します。

lmsの基本コマンドを役割ごとに覚える

lmsのサブコマンドは、モデルのファイルを管理するもの、モデルをメモリへロードするもの、serverを制御するもの、runtimeやheadless環境を管理するものに分かれます。コマンド名を暗記するより、保存済みか、ロード中か、serverが起動中かを先に決めると、同じ症状を別の層で調べずに済みます。

LM Studio lms CLIのコマンド役割一覧
役割コマンド最初の使いどころ
モデルを探して取得lms get MODELLM Studio Hubから候補を検索・ダウンロードする
保存済みモデル一覧lms lsモデルキー、形式、サイズ、詳細を確認する
ロード中モデル一覧lms ps現在メモリやGPUへ載っているモデルを確認する
モデルをロードlms load MODEL_KEYcontext、GPU、TTL、identifierを指定する
ロードを解除lms unload MODEL_KEY / lms unload --allメモリからモデルを外す
外部GGUFを取り込むlms import FILE_PATH既存ファイルをモデルディレクトリへ取り込む
端末で会話lms chat MODEL_KEY対話または単発promptを試す
local serverlms server start / status / stopHTTP APIの起動、確認、停止を行う
推論runtimelms runtime推論backendの管理を確認する
headless daemonlms daemon up / status / down画面なしのllmster運用を確認する
LM Linklms link status / enable / disable別端末とのLink状態を確認する
認証・公開系lms login / clone / pushDevelop & Publish (Beta)の範囲を確認する

lms importは既にあるGGUFなどをLM Studioのモデルディレクトリへ取り込む入口です。モデルの保存先・外部ファイル・画面上の削除を中心に確認したい場合は、CLIの全体像から切り離してモデル保存場所の記事へ進みます。

lms get MODEL
lms ls
lms ps
lms load MODEL_KEY
lms unload --all
lms server status
lms --help

モデルを取得してロード・会話する基本フロー

端末で一度モデルを試すだけなら、取得、一覧、ロード、ロード状態、chatの順番にします。lms getで取得しただけでは、モデルがメモリへロード済みとは限りません。lms lsに表示されるmodel keyを使ってlms loadを実行し、lms psで確認してからlms chatへ進みます。

  1. 必要なモデル名、形式、量子化、保存先の空き容量を決め、lms get MODELで候補を検索・取得する。
  2. lms lsまたはlms ls --detailedで、実際に使うmodel keyとモデルの形式・サイズを確認する。
  3. lms load MODEL_KEYでロードし、必要ならcontext length、GPU offload、TTL、identifierを指定する。
  4. lms psでロード中のモデルを確認し、ロードに失敗していないことを確認する。
  5. lms chat MODEL_KEY -p "短い質問"で単発の応答を確認し、続けて使うなら対話モードへ進む。
lms get MODEL
lms ls
lms load MODEL_KEY
lms ps
lms chat MODEL_KEY -p "短い質問"
LM Studio lmsでモデルを取得・ロードするときに分けて見る表記
表記確認する意味注意点
model name取得したいモデルの候補名検索結果やHubの表記をそのまま確認する
model keylms ls・lms load・lms chatで指定する識別子フォルダ名や表示名と決めつけず、一覧の値を使う
量子化メモリや品質を判断する材料Q4・Q5などを安全性や速度の保証とみなさない
GGUF・MLX取得形式や対象runtimeの違い利用するPC・runtime・モデル配布元の条件を確認する

モデル名が曖昧なまま複数候補を取得すると、保存容量とロード対象を取り違えます。まず軽い候補を1つだけ選び、短いpromptで応答を確認してから、別モデルや長いcontextを試します。

lms load・unloadでメモリと推論設定を切り分ける

lms loadはモデルをメモリへロードする操作で、context length、GPU offload、TTL、APIで参照するidentifier、ロード前のmemory estimateを指定できます。これらはロード条件を調整するための設定であり、特定のモデルが必ず速くなる、全量がVRAMに入るといった性能保証ではありません。

LM Studio lms loadの主なオプション
指定例確認すること
context lengthlms load MODEL_KEY --context-length 4096長さを増やすほど必要な資源が変わる可能性
GPU offloadlms load MODEL_KEY --gpu maxGPUへどの程度を任せるか。実際の状態はlms ps等で確認
TTLlms load MODEL_KEY --ttl 3600未使用時に自動unloadする秒数
estimate-onlylms load --estimate-only MODEL_KEYロードせずに資源見積もりを表示する
identifierlms load MODEL_KEY --identifier my-modelAPIから参照する識別子を固定する
  1. lms psで現在ロード中のモデルを確認する。
  2. 新しいモデルを試す前に、必要ならlms unload MODEL_KEYで対象だけ外す。
  3. 全モデルを外す必要があるときだけlms unload --allを使い、他のchatやAPI処理がないか確認する。
  4. ロード前の負荷を見たいときはlms load --estimate-only MODEL_KEYを使い、実ロードと見積もりを混同しない。
  5. GPUやcontextを変えた後は、応答、メモリ、停止、serverの状態を別々に確認する。

lms unloadはメモリからモデルを外す操作で、保存済みのモデルファイルを削除する操作ではありません。容量整理が目的なら、ロード解除、モデル保存先、不要ファイルの削除を別の手順として扱います。

lms serverでlocal APIを起動・確認・停止する

端末chatではなく別アプリやスクリプトからLM Studioを使う場合は、lms serverがHTTPの入口になります。まずlms server startで起動し、lms server statusで稼働状態とportを確認し、不要になったらlms server stopで停止します。portは前回の設定が使われる場合があるため、1234などを固定値と決めつけず、statusの表示を基準にします。

LM Studio lms serverの起動・状態確認・停止
操作コマンド確認すること
起動lms server startserverが起動し、使用portが表示されるか
portを指定して起動lms server start --port 3000連携側の設定と同じportか
待受アドレスlms server start --bind 127.0.0.1localhostだけで待ち受ける既定の範囲を確認する
LANへ公開lms server start --bind 0.0.0.0localhost外へ広がるため認証・公開範囲を先に確認する
環境変数でbindLMS_SERVER_HOST=127.0.0.1serverの待受アドレスを指定する別経路
Web連携用CORSlms server start --cors必要な場合だけ有効化し、公開範囲を確認する
状態確認lms server statusrunningか、portや設定が何か
機械的に確認lms server status --json --quietスクリプトへ渡す状態JSONとログ抑制
停止lms server stop不要なlocal serverを停止できたか
lms server start
lms server status
lms server status --json --quiet
lms server start --bind 127.0.0.1
lms server stop

CORSを有効にすることは、接続できない問題を解くための万能設定ではありません。公式docsはCORS有効化と127.0.0.1以外のbindにsecurity riskがあると注意しています。まず同じWindows PCのlocalhostで、server status、port、bind、API path、model IDを確認し、LAN公開は必要性と認証・範囲を確認してから検討します。

lms chatをPowerShellの動作確認や小さな自動化に使う

lms chatは端末からlocal modelへ会話を送るための入口です。モデルを指定しなければ選択を促す対話になり、model keyを指定すれば対象を固定できます。単発の確認は-p、system promptは-s、応答ごとの統計は--stats、chat終了後のロード保持は--ttlで指定します。

LM Studio lms chatの使い方
目的例使い分け
対話するlms chat MODEL_KEY端末で継続的に質問する
単発promptlms chat MODEL_KEY -p "質問"応答をstdoutへ出して終了する
system promptlms chat MODEL_KEY -s "短く答える"会話の前提を一時的に指定する
統計を見るlms chat MODEL_KEY --stats応答ごとのprediction statisticsを確認する
ロード保持時間lms chat MODEL_KEY --ttl 600chat終了後のロード保持秒数を指定する
stdinを渡すGet-Content -Raw prompt.txt | lms chat MODEL_KEYファイルや別コマンドの内容をpromptへ流す
lms chat MODEL_KEY
lms chat MODEL_KEY -p "短く要約して"
lms chat MODEL_KEY -s "日本語で答える" --stats
Get-Content -Raw prompt.txt | lms chat MODEL_KEY

lms chatで応答が返ることは、OpenAI互換API、VS Codeのagent、tool calling、inline completionが動くことを意味しません。端末chatの確認後に連携へ進む場合は、server status、API path、model ID、モデルcapability、送信範囲を別々に確認します。

別のLM Studio instanceを--hostで確認・操作する

現行のLM Studio CLI docsでは、lms ls、lms ps、lms load、lms unloadにremote LM Studio instanceへ接続するための--hostが案内されています。これは別端末のLM Studioを操作する指定で、モデルファイルやVRAMがこのWindows PCへ移る、2台のVRAMを合算できる、cloud modelになるという意味ではありません。

LM Studio lmsのremote host操作で確認する状態
確認したい状態コマンド例判断する場所
remoteの保存済みモデルlms ls --host HOSTremote instanceが見ているモデル一覧
remoteのロード状態lms ps --host HOSTremoteのメモリへロード中のモデル
remoteへロードlms load MODEL_KEY --host HOSTremote側のmodel keyと資源
remoteからロード解除lms unload MODEL_KEY --host HOSTremote側の実行を止める操作
  1. まずlocal instanceでlms lsとlms psを実行し、手元のモデルとロード状態を記録する。
  2. 別端末のLM Studioまたはllmster側が起動し、接続可能なhost addressが分かっていることを確認する。
  3. lms ls --host HOSTでremoteにあるモデルを確認し、localの一覧と混同しない。
  4. lms ps --host HOSTでremoteのロード状態を確認し、必要ならremoteのmodel keyを使う。
  5. remoteへloadまたはunloadする場合は、利用者・共有server・接続範囲を確認してから--hostを付けて実行する。
lms ls --host HOST
lms ps --host HOST
lms load MODEL_KEY --host HOST
lms unload MODEL_KEY --host HOST

remote instanceへ到達できることは、認証、暗号化、公開範囲、実際の推論速度、モデルの互換性を保証しません。HOSTを指定する前に、localhostでの単体確認と、接続先のserver・Firewall・利用者の境界を分けて確認します。LM Linkのmodel pickerやcloud選択も別の経路なので、同じ「remote」という語だけで一つにまとめないでください。

LM Studio・lms・llmsterを分け、Windowsのエラーを一つずつ切り分ける

LM Studioは画面でモデルを探し、設定し、local serverを扱うアプリです。lmsはLM Studioまたはllmsterを端末から操作するCLIで、llmsterは画面を使わずに動かすheadless daemonです。現行docsではlmsが起動していないときに自動起動する説明もありますが、Windowsで初めて切り分けるときは、導入状態、lms --help、localのlms ls・lms ps、server statusを確認してから、remote hostやheadless運用を追加します。

Windows版LM Studio lms CLIのトラブル切り分け
症状原因候補最初の確認
lmsが認識されないLM Studio/llmsterの導入、新しいshell、PATH導入状態を確認し、新しいPowerShellでlms --help
lms lsが空モデル未取得、My Modelsの場所、一覧対象の勘違いLM StudioのMy Modelsとlms ls --detailed
モデルをloadできないmodel key違い、資源不足、runtime、context条件lms ls、estimate-only、lms loadのエラー
chatできないモデル未ロード、モデルキー、runtime、prompt条件lms ps、短いlms chat、利用モデルの表示
serverにつながらないserver停止、port違い、API path、CORSの誤設定lms server statusと連携側のfull endpoint
別PCへ接続したいremote host、到達性、公開範囲、認証・安全条件local確認後にlms ls/ps --hostとserver公開設定
headlessで動かしたいLM Studioアプリとllmsterの役割混同公式のllmster説明とlms daemonの利用条件
  • Windowsの環境変数やPATHを変更する前に、LM Studio/llmsterの導入状態と新しいPowerShellを確認する。
  • 保存済みモデルはlms ls、ロード中モデルはlms ps、serverはlms server statusで別々に見る。
  • model key、APIのmodel ID、表示名、ファイル名を同じものと決めつけない。
  • CORS、bind、外部host、共有ネットワーク公開は接続確認の最後に検討し、必要性と範囲を先に確認する。
  • llmsterやruntimeを追加で扱うときは、LM Studioアプリの通常利用とheadless運用を分けて公式docsを読む。

よくある質問

LM Studioのlmsは別にインストールする必要がありますか?

LM Studio公式docsでは、lmsはLM Studioまたはllmsterに含まれるため追加のnpm・pipインストールは不要と案内されています。通常のWindows利用ではLM Studioの導入と初回起動を確認し、新しいPowerShellでlms --helpを実行してください。

Windowsでlmsが見つからないときはどうしますか?

まずLM Studioまたはllmsterの導入状態、通常の初回起動、新しいPowerShellを確認してlms --helpを試します。lmsが自動起動する環境でも、別のnpmやpipパッケージを追加する前に、現在の公式CLI docsとPATHを確認します。

lms lsとlms psの違いは何ですか?

lms lsはLM Studioのモデルディレクトリで認識されている保存済みモデルの一覧、lms psは現在メモリへロードされているモデルの一覧です。保存済みとロード中は別の状態なので、モデルが見えるのに使えない場合は両方を確認します。

lms getとlms loadの違いは何ですか?

lms getはモデルを検索・取得する操作、lms loadは取得済みモデルをメモリへロードする操作です。通常はlms get、lms ls、lms load、lms psの順に確認し、model keyを取り違えないようにします。

lms server startだけでAPIを使えますか?

lms server startはLM Studioのlocal serverを起動する操作です。まずlms server statusで稼働状態とportを確認し、通常は127.0.0.1のbind、利用するAPIのpath、model ID、必要な認証やCORSを連携側の公式仕様と合わせます。端末chatが動くことだけではAPI接続を保証しません。

lms chatとLM StudioのAPIは同じものですか?

同じlocal modelを使う場合がありますが、lms chatは端末から会話するCLI、APIはserverを介して別アプリやスクリプトから呼ぶ入口です。lms chatの成功後も、server status、endpoint、model ID、API互換性を別に確認します。

lmsの--hostはcloudやVRAM合算の機能ですか?

違います。公式CLIの--hostは別のLM Studio instanceへ接続してls、ps、load、unloadなどを操作する指定です。モデルファイルや推論資源がこのPCへ移る、2台のVRAMを合算する、cloud modelになるとは限らないため、接続先のserver・モデル・公開範囲を別に確認してください。

llmsterとは何ですか?lmsとは違いますか?

LM Studio公式docsでは、LM Studioは画面を持つアプリ、lmsはCLI、llmsterは画面なしで動かすheadless daemonとして役割を分けています。Windowsの通常利用ではLM Studioを導入してlmsを確認し、画面なし運用が必要な場合だけllmsterの公式説明とlms daemonを追加で確認します。

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