LM StudioのCLI「lms」をWindowsで使う方法|基本コマンドとサーバー確認

公開日
2026-08-09
更新日
2026-08-09
情報確認日
2026-08-09
編集・運営
Local AI Compass

LM StudioのCLIであるlmsは、LM Studioをインストールした環境に含まれ、別のパッケージを追加して導入するものではありません。WindowsではLM Studioを一度起動してから新しいPowerShellでlms --helpを確認し、lms ls、lms load、lms ps、lms chat、lms server statusを順番に使うと、モデルの保存・ロード・server稼働を分けて切り分けられます。

導入前に確認すること

  • Windowsのバージョン、メモリ容量、GPU/VRAM、空き容量を確認する
  • 最初は軽量モデル、短い質問、少ない同時作業から始める
  • 公式サイトの対応OS、利用規約、モデルのライセンスを確認する

先に結論:lmsはLM Studio付属のCLIで、まず状態を分けて見る

LM Studio公式docsでは、lmsはLM Studioに含まれるCLIで、別のインストール手順を追加する必要はないと案内されています。ただし、lmsを使う前にLM Studioを少なくとも一度起動する必要があります。Windowsでは、最初からPowerShellのPATHや別パッケージを疑うより、LM Studioの初回起動、新しいターミナル、lms --helpの順に確認します。

WindowsでLM Studioのlms CLIを使うときの確認対象
見たい状態最初のコマンド分かること
CLIが呼び出せるかlms --helplmsの利用条件と現在のコマンド一覧
ディスク上のモデルlms lsLM Studioのモデルディレクトリで認識されたモデル
メモリへロード中のモデルlms ps現在ロードされているモデル
モデルをメモリへ載せるlms load MODEL_KEYcontext、GPU offload、TTLなどを指定する入口
端末で短く試すlms chat MODEL_KEY -p "質問"local modelへ単発promptを送る入口
HTTP serverの状態lms server statusserverの稼働状態とport

ここで扱うのはlms CLIの導入と状態確認です。モデルの保存先を画面で変更する手順、OpenAI互換APIのpath、VS Codeのprovider設定、GPU性能の比較は、それぞれ別の確認対象として切り分けます。

Windowsでlmsを使える状態にする

lmsだけを先に別途インストールするのではなく、LM Studio本体の導入と初回起動を先に確認します。LM Studioが未導入なら公式のWindows向け導入手順を確認し、インストール後にアプリを一度開いてからPowerShellを開き直します。

  1. LM Studioを公式の導入手順からインストールし、Windowsのスタートメニューから一度起動する。
  2. LM Studioが起動したことを確認して終了または背後で動かしたままにし、新しいPowerShellを開く。
  3. lms --helpを実行し、ヘルプが表示されるか確認する。必要ならlmsを引数なしで実行し、現在のCLI概要を確認する。
  4. 次にlms lsを実行し、LM StudioのMy Modelsで認識されているモデルが表示されるか確認する。
lms --help
lms
lms ls

「lmsが見つからない」ときに、いきなりnpmやpipなどの別経路で同名コマンドを入れないでください。LM Studioを一度起動したか、新しいターミナルで試したか、利用時点の公式CLI docsにある導入条件を確認します。

lmsの基本コマンドを役割ごとに覚える

lmsのサブコマンドは、モデルのファイルを管理するもの、モデルをメモリへロードするもの、serverを制御するもの、runtimeやheadless環境を管理するものに分かれます。コマンド名を暗記するより、保存済みか、ロード中か、serverが起動中かを先に決めると、同じ症状を別の層で調べずに済みます。

LM Studio lms CLIのコマンド役割一覧
役割コマンド最初の使いどころ
モデルを探して取得lms get MODELLM Studio Hubから候補を検索・ダウンロードする
保存済みモデル一覧lms lsモデルキー、形式、サイズ、詳細を確認する
ロード中モデル一覧lms ps現在メモリやGPUへ載っているモデルを確認する
モデルをロードlms load MODEL_KEYcontext、GPU、TTL、identifierを指定する
ロードを解除lms unload MODEL_KEY / lms unload --allメモリからモデルを外す
端末で会話lms chat MODEL_KEY対話または単発promptを試す
local serverlms server start / status / stopHTTP APIの起動、確認、停止を行う
runtime・headlesslms runtime / lms daemon推論runtimeやllmster側の管理を確認する

lms importは既にあるGGUFなどをLM Studioのモデルディレクトリへ取り込む入口です。モデルの保存先・外部ファイル・画面上の削除を中心に確認したい場合は、CLIの全体像から切り離してモデル保存場所の記事へ進みます。

lms get MODEL
lms ls
lms ps
lms load MODEL_KEY
lms unload --all
lms server status

モデルを取得してロード・会話する基本フロー

端末で一度モデルを試すだけなら、取得、一覧、ロード、ロード状態、chatの順番にします。lms getで取得しただけでは、モデルがメモリへロード済みとは限りません。lms lsに表示されるmodel keyを使ってlms loadを実行し、lms psで確認してからlms chatへ進みます。

  1. 必要なモデル名、形式、量子化、保存先の空き容量を決め、lms get MODELで候補を検索・取得する。
  2. lms lsまたはlms ls --detailedで、実際に使うmodel keyとモデルの形式・サイズを確認する。
  3. lms load MODEL_KEYでロードし、必要ならcontext length、GPU offload、TTL、identifierを指定する。
  4. lms psでロード中のモデルを確認し、ロードに失敗していないことを確認する。
  5. lms chat MODEL_KEY -p "短い質問"で単発の応答を確認し、続けて使うなら対話モードへ進む。
lms get MODEL
lms ls
lms load MODEL_KEY
lms ps
lms chat MODEL_KEY -p "短い質問"
LM Studio lmsでモデルを取得・ロードするときに分けて見る表記
表記確認する意味注意点
model name取得したいモデルの候補名検索結果やHubの表記をそのまま確認する
model keylms ls・lms load・lms chatで指定する識別子フォルダ名や表示名と決めつけず、一覧の値を使う
量子化メモリや品質を判断する材料Q4・Q5などを安全性や速度の保証とみなさない
GGUF・MLX取得形式や対象runtimeの違い利用するPC・runtime・モデル配布元の条件を確認する

モデル名が曖昧なまま複数候補を取得すると、保存容量とロード対象を取り違えます。まず軽い候補を1つだけ選び、短いpromptで応答を確認してから、別モデルや長いcontextを試します。

lms load・unloadでメモリと推論設定を切り分ける

lms loadはモデルをメモリへロードする操作で、context length、GPU offload、TTL、APIで参照するidentifier、ロード前のmemory estimateを指定できます。これらはロード条件を調整するための設定であり、特定のモデルが必ず速くなる、全量がVRAMに入るといった性能保証ではありません。

LM Studio lms loadの主なオプション
指定確認すること
context lengthlms load MODEL_KEY --context-length 4096長さを増やすほど必要な資源が変わる可能性
GPU offloadlms load MODEL_KEY --gpu maxGPUへどの程度を任せるか。実際の状態はlms ps等で確認
TTLlms load MODEL_KEY --ttl 3600未使用時に自動unloadする秒数
estimate-onlylms load --estimate-only MODEL_KEYロードせずに資源見積もりを表示する
identifierlms load MODEL_KEY --identifier my-modelAPIから参照する識別子を固定する
  1. lms psで現在ロード中のモデルを確認する。
  2. 新しいモデルを試す前に、必要ならlms unload MODEL_KEYで対象だけ外す。
  3. 全モデルを外す必要があるときだけlms unload --allを使い、他のchatやAPI処理がないか確認する。
  4. ロード前の負荷を見たいときはlms load --estimate-only MODEL_KEYを使い、実ロードと見積もりを混同しない。
  5. GPUやcontextを変えた後は、応答、メモリ、停止、serverの状態を別々に確認する。

lms unloadはメモリからモデルを外す操作で、保存済みのモデルファイルを削除する操作ではありません。容量整理が目的なら、ロード解除、モデル保存先、不要ファイルの削除を別の手順として扱います。

lms serverでlocal APIを起動・確認・停止する

端末chatではなく別アプリやスクリプトからLM Studioを使う場合は、lms serverがHTTPの入口になります。まずlms server startで起動し、lms server statusで稼働状態とportを確認し、不要になったらlms server stopで停止します。portは前回の設定が使われる場合があるため、1234などを固定値と決めつけず、statusの表示を基準にします。

LM Studio lms serverの起動・状態確認・停止
操作コマンド確認すること
起動lms server startserverが起動し、使用portが表示されるか
portを指定して起動lms server start --port 3000連携側の設定と同じportか
Web連携用CORSlms server start --cors必要な場合だけ有効化し、公開範囲を確認する
状態確認lms server statusrunningか、portや設定が何か
機械的に確認lms server status --json --quietスクリプトへ渡す状態JSONとログ抑制
停止lms server stop不要なlocal serverを停止できたか
lms server start
lms server status
lms server status --json --quiet
lms server stop

CORSを有効にすることは、接続できない問題を解くための万能設定ではありません。公式docsもCORS有効化にはsecurity riskがあるため必要な場合だけ使うよう案内しています。まず同じWindows PCのlocalhostで、server status、port、API path、model IDを確認します。

lms chatをPowerShellの動作確認や小さな自動化に使う

lms chatは端末からlocal modelへ会話を送るための入口です。モデルを指定しなければ選択を促す対話になり、model keyを指定すれば対象を固定できます。単発の確認は-p、system promptは-s、応答ごとの統計は--stats、chat終了後のロード保持は--ttlで指定します。

LM Studio lms chatの使い方
目的使い分け
対話するlms chat MODEL_KEY端末で継続的に質問する
単発promptlms chat MODEL_KEY -p "質問"応答をstdoutへ出して終了する
system promptlms chat MODEL_KEY -s "短く答える"会話の前提を一時的に指定する
統計を見るlms chat MODEL_KEY --stats応答ごとのprediction statisticsを確認する
ロード保持時間lms chat MODEL_KEY --ttl 600chat終了後のロード保持秒数を指定する
stdinを渡すGet-Content -Raw prompt.txt | lms chat MODEL_KEYファイルや別コマンドの内容をpromptへ流す
lms chat MODEL_KEY
lms chat MODEL_KEY -p "短く要約して"
lms chat MODEL_KEY -s "日本語で答える" --stats
Get-Content -Raw prompt.txt | lms chat MODEL_KEY

lms chatで応答が返ることは、OpenAI互換API、VS Codeのagent、tool calling、inline completionが動くことを意味しません。端末chatの確認後に連携へ進む場合は、server status、API path、model ID、モデルcapability、送信範囲を別々に確認します。

LM Studio・lms・llmsterを分け、Windowsのエラーを一つずつ切り分ける

LM Studioは画面でモデルを探し、設定し、local serverを扱うアプリです。lmsはその環境を端末から操作するCLIで、llmsterは画面を使わずに動かすheadless daemonです。lmsにはruntimeやdaemonなどのコマンドもありますが、通常のWindowsアプリ利用で必要なのは、まずLM Studioを一度起動し、lms --help、lms ls、lms ps、server statusを確認することです。

Windows版LM Studio lms CLIのトラブル切り分け
症状原因候補最初の確認
lmsが認識されないLM Studio未起動、新しいshellでない、導入状態の差LM Studioを一度起動し、新しいPowerShellでlms --help
lms lsが空モデル未取得、My Modelsの場所、一覧対象の勘違いLM StudioのMy Modelsとlms ls --detailed
モデルをloadできないmodel key違い、資源不足、runtime、context条件lms ls、estimate-only、lms loadのエラー
chatできないモデル未ロード、モデルキー、runtime、prompt条件lms ps、短いlms chat、利用モデルの表示
serverにつながらないserver停止、port違い、API path、CORSの誤設定lms server statusと連携側のfull endpoint
別PCへ接続したいremote host、到達性、公開範囲、認証・安全条件公式docsのhost指定とserver公開設定
headlessで動かしたいLM Studioアプリとllmsterの役割混同公式のllmster説明とlms daemonの利用条件
  • Windowsの環境変数やPATHを変更する前に、LM Studioの初回起動と新しいPowerShellを確認する。
  • 保存済みモデルはlms ls、ロード中モデルはlms ps、serverはlms server statusで別々に見る。
  • model key、APIのmodel ID、表示名、ファイル名を同じものと決めつけない。
  • CORS、外部host、共有ネットワーク公開は接続確認の最後に検討し、必要性と範囲を先に確認する。
  • llmsterやruntimeを追加で扱うときは、LM Studioアプリの通常利用とheadless運用を分けて公式docsを読む。

よくある質問

LM Studioのlmsは別にインストールする必要がありますか?

LM Studio公式docsでは、lmsはLM Studioに含まれるため追加インストールは不要と案内されています。LM Studioを少なくとも一度起動してから、新しいPowerShellでlms --helpを実行してください。

Windowsでlmsが見つからないときはどうしますか?

まずLM Studioを一度起動し、その後に新しいPowerShellを開いてlms --helpを試します。別のnpmやpipパッケージを追加する前に、LM Studioの導入状態、現在の公式CLI docs、ターミナルを開き直したかを確認します。

lms lsとlms psの違いは何ですか?

lms lsはLM Studioのモデルディレクトリで認識されている保存済みモデルの一覧、lms psは現在メモリへロードされているモデルの一覧です。保存済みとロード中は別の状態なので、モデルが見えるのに使えない場合は両方を確認します。

lms getとlms loadの違いは何ですか?

lms getはモデルを検索・取得する操作、lms loadは取得済みモデルをメモリへロードする操作です。通常はlms get、lms ls、lms load、lms psの順に確認し、model keyを取り違えないようにします。

lms server startだけでAPIを使えますか?

lms server startはLM Studioのlocal serverを起動する操作です。まずlms server statusで稼働状態とportを確認し、利用するAPIのpath、model ID、必要な認証やCORSを連携側の公式仕様と合わせます。端末chatが動くことだけではAPI接続を保証しません。

lms chatとLM StudioのAPIは同じものですか?

同じlocal modelを使う場合がありますが、lms chatは端末から会話するCLI、APIはserverを介して別アプリやスクリプトから呼ぶ入口です。lms chatの成功後も、server status、endpoint、model ID、API互換性を別に確認します。

llmsterとは何ですか?lmsとは違いますか?

LM Studio公式docsでは、LM Studioは画面を持つアプリ、lmsはCLI、llmsterは画面なしで動かすheadless daemonとして役割を分けています。Windowsの通常利用ではLM Studioを一度起動してlmsを確認し、画面なし運用が必要な場合だけllmsterの公式説明を追加で確認します。

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