Open WebUIをWindowsで使う方法|Docker・Ollama・保存データの確認

公開日
2026-08-10
更新日
2026-09-24
情報確認日
2026-09-24
編集・運営
Local AI Compass

Open WebUIは、Ollamaなどのmodel runtimeへブラウザから接続するself-hostedのweb platformです。Open WebUIを起動しただけでモデルがPC内実行になるわけではないため、WindowsではDocker/WSLのcontainer境界、Ollamaの起動場所、volumeの保存先、接続するAPIの送信先を順に固定します。

導入前に確認すること

  • Windowsのバージョン、メモリ容量、GPU/VRAM、空き容量を確認する
  • 最初は軽量モデル、短い質問、少ない同時作業から始める
  • 公式サイトの対応OS、利用規約、モデルのライセンスを確認する

先に結論:Open WebUIはモデルruntimeではなくWeb UI・platform

Open WebUIは、チャット画面、会話履歴、文書・知識機能、provider接続などをまとめるweb platformです。Ollamaはモデルを管理・提供するruntimeなので、両者は同じ役割ではありません。Open WebUIへ接続したproviderが外部APIなら、Open WebUIを自宅PCで動かしていても入力の送信先は外部になります。

Open WebUIを構成する役割
構成要素担当すること最初に固定する値
Open WebUIブラウザUI、会話、provider設定、保存データcontainerのport、data volume、管理者設定
Ollamaモデルの取得・管理・推論APIWindows hostかcontainerか、port 11434、model
OpenAI-compatible providerChat CompletionsなどのHTTP APIbase URL、/v1、model ID、API key
Docker Desktop / WSLWindows上でOpen WebUIを動かす境界backend、network、volume、resource

現行版v0.11.4とWindowsの「動かない」を分ける

2026-09-24に公式release pageは、9月21日公開のv0.11.4をLatestとして示しています。stableのversion tag、main/latestのrolling image、Windows hostとcontainerの接続、standardとslimの機能差は別の確認対象です。Open WebUIのrelease番号だけで、Ollamaの起動・GPU・モデル応答まで確認済みとは扱いません。

Open WebUI v0.11.4、image tag、slimの機能境界、Windowsトラブルの切り分け
選択・症状公式情報から分かることWindows初心者が分けて確認すること
v0.11.42026-09-21公開のLatest release。slim imageは約175 MBで、local ML models、関連package、installerを含まないrelease番号、image tag、container digestを記録し、Windows hostとcontainerの接続を別々に確認する
v0.11.3のmigration note0.11.0〜0.11.2からのupgrade failureを、chat.timer_atなど後段のmissing table/columnではなくmigration errorで止める修正がrelease noteにあるcontainer log、更新前のvolume backup、migration結果。Ollamaの接続エラーとは別に見る
:main / :latestmain branchのrolling image。latest buildだが、v0.11.4の固定版とは限らずdigestが動くタグとdigestを記録し、再現性が必要ならversion tagを選ぶ
:v0.11.4一つのreleaseへ固定されるversion tagvolume、WEBUI_SECRET_KEY、provider URLを残したまま更新・再作成できるか確認する
:main-slim約175 MBのslim variantで、local ML stackと同梱modelがない。application DBはSQLite/PostgreSQL、file storageはlocal、vector storeはpgvectorのみRAGは`RAG_EMBEDDING_ENGINE=ollama/openai/azure_openai`とPostgreSQL pgvector(`VECTOR_DB=pgvector`、`PGVECTOR_DB_URL`)が必要。PDF・Word・presentationには外部document extraction engineを設定する

main-slimは小さくても、標準imageと同じlocal machine-learning stackを内包するわけではありません。Windows host側のOllamaなどcontainerから到達できるserviceを使うことはできますが、RAGにはembedding providerとpgvectorが必要で、PDF・Word・presentationには別のdocument extraction engineを設定します。application DBはSQLiteまたはPostgreSQL、file storageはlocalのみです。local modelをimage内で動かす場合やpgvector以外のvector client・object storage・MySQL/MariaDBを使う場合はstandard imageを選びます。

画面が開かない、containerがrestartする、Open WebUIは開くがOllamaへ届かない、更新後にdatabase migrationが失敗する、文書を追加するとembeddingで止まる、は同じ「Open WebUIが動かない」ではありません。まずimage tag・container log・volume・接続元を一つずつ固定します。

Windowsで始める前に決めること

WindowsでOpen WebUIを始める前の判断
決めること初心者向けの確認混同しやすいこと
起動方法Docker DesktopのWindows/WSL2経路を使うOpen WebUI本体のcontainerとOllamaの実行場所
推論先まずOllama単体か、OpenAI-compatible APIを1つだけ選ぶOpen WebUIが自動でlocal inferenceするという思い込み
保存先named volumeを先に決めるimageを更新することと履歴・文書をバックアップすること
公開範囲最初はlocalhostに限定するhost.docker.internalや0.0.0.0をLAN公開と同じ感覚で使うこと
更新方針tagとvolumeを記録するmain/latestのrolling更新をstable固定版と同じ扱いにすること

Open WebUIにはDocker以外の導入経路もありますが、ここではWindows初心者が構成を再現しやすいDocker Desktop/WSL経路に絞ります。実機へのインストールやDockerの実行はこのページから代行しません。

Docker Desktop・WSLからOpen WebUIを起動する

  1. Docker DesktopをWindowsで起動し、WSL2 backendと必要なresourceを確認する。
  2. Open WebUIの公式image tagを選び、rolling tagかversion pinかを記録する。
  3. 再作成してもログイン状態を失わないよう、実値を共有しない固定WEBUI_SECRET_KEYを用意する。
  4. named volumeを/app/backend/dataへマウントしてcontainerを作る。
  5. ブラウザでlocalhost:3000を開き、最初の管理者設定を確認する。
docker pull ghcr.io/open-webui/open-webui:main

docker run -d -p 3000:8080 --add-host=host.docker.internal:host-gateway -v open-webui:/app/backend/data -e WEBUI_SECRET_KEY=your-secret-key --name open-webui --restart always ghcr.io/open-webui/open-webui:main

公式Quick Startのmain/latestはrolling tagとして案内されています。`your-secret-key`は公式例に沿って生成した固定値へ置き換え、実値を記事・ログ・共有ファイルへ残しません。再現性や更新影響を抑えたい場合は、volume backupと利用時点のversion tag・image digestを記録してから更新します。

  • 3000はWindowsブラウザ側のport、8080はcontainer内のOpen WebUI portです。
  • 既に3000を使うアプリがあれば、左側だけ別portに変え、ブラウザで開くURLも合わせます。
  • --add-host=host.docker.internal:host-gatewayは、containerからWindows host上のOllamaへ到達するための入口です。
  • WEBUI_SECRET_KEYを固定しないままcontainerを再作成すると、ログイン状態を失う原因になります。
  • volumeを省略した起動は、containerの作り直し時に履歴や設定を失う原因になります。
  • Docker Desktop、WSL、Open WebUIのversionが変わるため、手順を実行する前に公式Quick Startを再確認します。

OllamaをWindows hostからつなぐか、同じcontainer系で動かすか

最初の切り分けでは、OllamaをWindows側で単独起動し、Open WebUIだけをcontainerで動かす構成が原因を追いやすい場合があります。このときOpen WebUI containerから見たlocalhostはWindows hostではないため、公式のOllama接続手順にあるhost.docker.internalを使う境界を理解します。

Open WebUIとproviderの実行場所
構成Open WebUIから見た接続先向いている確認
Ollama: Windows hosthttp://host.docker.internal:11434Ollama単体のmodel listとhost/container境界を切り分ける
Ollama: 同じDocker networkcomposeで定義したservice名とport複数containerの再現性とnetwork設定を固定する
OpenAI-compatible API: Windows hosthost.docker.internalとproviderのport、必要なら/v1base URL、/models、model ID、API keyを確認する
外部provider公式provider URL送信先、認証、料金、保存、規約をlocalと分ける

Open WebUIにはOllamaを含むimage tagもありますが、別にWindows Ollamaを動かしている状態で二つのmodel runtimeを同時に使い始めると、model、port、保存場所の切り分けが難しくなります。最初はどちらが推論を担当するかを一つに決めます。

Open WebUIへproviderを追加する

公式のprovider接続フローでは、Ollama、OpenAI-compatible API、Open ResponsesなどをOpen WebUIのConnectionsから追加します。providerを追加する前に、runtime単体でmodelが応答することを確認し、その後にURL・認証・model IDを一つずつ入力します。

  1. OllamaまたはAPI providerを単独で起動し、モデル名とportを確認する。
  2. Open WebUIの管理設定にあるConnectionsでproviderの種類を選ぶ。
  3. Docker containerから到達できるURLを設定する。Windows hostならlocalhostではなくhost.docker.internalが候補になる。
  4. model list、短い入力、ログを確認し、問題がなければ文書・tools・複数providerへ広げる。
Open WebUIのprovider設定
provider接続時に見る値注意点
OllamaOllamaのnative URL、model、host/container境界modelの取得・削除とOpen WebUIの履歴は別に保存される
OpenAI-compatiblebase URL、Chat Completions、/models、model ID、API key互換表示だけで全機能やlocal実行を保証しない
Open ResponsesproviderのResponses対応、URL、認証Chat Completionsとendpoint・response shapeを混ぜない
外部API公式URL、key、料金、data policyself-hosted UIでも入力は外部へ送信される

OpenAI-compatible接続では、Open WebUIがmodels endpointを確認できない場合やmodel IDが一覧に出ない場合があります。まずprovider自身の/modelsと実際のIDを確認し、公式docsにあるallowlistや手入力の手順を、providerごとの仕様として扱います。

画像・PDFをRAGへ渡すときはvision chatとfile extractionを分ける

Open WebUIの現行Models docsでは、Visionはvision-capable base modelが必要な画像分析、File Uploadは添付入口、File Contextは有効時だけ添付ファイルをRAG処理する機能、Citationsはknowledge・web search・builtin toolsのsourceを表示する機能として分かれています。画像を添付して説明させることと、PDFや画像を検索可能なknowledgeへ入れて引用を返すことを同じ成功条件にしません。

Open WebUIで画像・PDFを扱う経路の分岐
やりたいこと先に確認する設定・経路残す証跡と注意
画像を見て短く答えるVision on、vision-capable base model、File Upload元画像、model ID、回答。正確な文字抽出や引用を自動保証しない
PDF・画像を検索して引用するKnowledge / File Context、extraction engine、embedding model、Citations原本、抽出text/Markdown、chunk、source ID、embedding modelを分けて残す
スキャン・図表・混在レイアウトPDF_EXTRACT_IMAGES、Docling、OCR/table設定、picture descriptionのlocal/APIpage/image対応、OCR言語、抽出engine、外部endpointを記録する
文字・座標を業務データにするOCRのbounds/confidenceと元画像照合修正前後のtext、位置、confidence、元画像を保存し、VLMの説明文だけを確定値にしない

OpenAI-compatible providerをRAGに使う場合、Open WebUI公式docsはChat Completionsだけでなく`/v1/embeddings`を必要endpointとして挙げています。チャットが返ること、画像を見られること、embedding・検索・引用が動くことは別々に確認します。

  1. 入力を「画像への質問」「正確な文字・座標の抽出」「PDF/画像の検索・引用」のどれかに分ける。
  2. Vision、File Context、Knowledge、Citationsを設定し、base modelのvision対応とproviderの`/v1/embeddings`対応を個別に確認する。
  3. 画像PDFは`PDF_EXTRACT_IMAGES`やDoclingの抽出設定を確認し、OCR・table・picture descriptionの工程と出力を記録する。
  4. Doclingを使う場合は、Open WebUI docsのcommunity tutorialであることを踏まえ、picture descriptionをlocal modelとAPIへ分ける。設定名の`picture_description_local`と`picture_description_api`を別経路として記録し、API modeでは`DOCLING_SERVE_ENABLE_REMOTE_SERVICES=true`が必要なため、外部送信先・認証・ログを確認する。
  5. confidenceが低い文字、型番、金額、日付、表は元画像へ戻って照合し、原本・抽出結果・chunk・引用sourceを別々に残す。

Open WebUIをWindows上で動かし、VLMやDoclingをlocalに置いても、provider・embedding endpoint・picture description API・モデル取得・volume・ログの経路が自動的にlocal-onlyになるわけではありません。逆に、画像をVLMへ渡せることだけでOCRのboundsやRAGの引用sourceが得られるとも扱いません。

保存データと更新を分けて管理する

Open WebUIの公式Docker例では、container内の/app/backend/dataをnamed volumeへ保存します。ここにはOpen WebUI側の設定や会話・文書に関わるデータが入るため、imageを更新する操作とvolumeを削除する操作を同じものとして扱いません。

Open WebUI周辺のデータ境界
データ主な保存場所の考え方確認すること
Open WebUIの設定・履歴・文書Open WebUIの/app/backend/data volumevolume名、バックアップ、管理者・ユーザーの可視性
OllamaのモデルOllamaが動くWindows hostまたはOllama containerのdatamodel cache、空き容量、削除対象
providerのログ・履歴providerやAPI側の設定・サービスOpen WebUI外への保存と保持期間
API key接続設定やsecret管理の対象画面・ログ・共有volumeに露出させない
  • 更新前に、使用中のimage tag、volume名、Open WebUIのversion、provider URLを記録する。
  • volumeを残したままimage更新を検討し、先にバックアップと復元手順を確認する。
  • main/latestのrolling更新をproductionの固定版と同じ前提にしない。
  • containerを削除して作り直す場合も、同名volumeを意図せず削除・初期化しない。

つながらないときの順番

Open WebUIの接続エラーは、モデル性能より前に「どのプロセスから、どのURLへ接続しているか」を確認します。container内のlocalhost、Windows hostのlocalhost、外部URLを同じ意味で入力しないことが最初の切り分けです。

Open WebUIの接続トラブル
症状先に確認すること次の一手
Ollamaへ接続できないWindows側のOllamaが起動中か、11434が応答するかcontainerからはhost.docker.internalを試し、portとfirewallを確認する
localhostでは届かない接続元がOpen WebUI containerになっていないかWindows hostならhost.docker.internal、同一networkならservice名を使う
model listが空・遅いprovider URL、/models、model ID、到達不能なendpoint不要な接続を一つずつ外し、単一providerで短い入力を試す
OpenAI互換でモデルが出ないAPIが期待するendpointと実際のmodel ID公式接続docsのallowlist・manual model設定を確認する
他PCから使えないlocalhost限定か、LAN公開設定か、Windows firewallか公開範囲と認証を決めてからhost bindingを変更する
返答は出るがlocalだと思えないprovider URL、API key、外部endpoint、ログ推論場所・送信先・保存先を別々に記録する

OllamaをWindows hostでlocalhostにbindしている場合、containerから到達させるためにhost側のlisten設定を変更する案内が必要になることがあります。ただし0.0.0.0への公開はLANからの到達範囲を広げる可能性があるため、Windows firewall、認証、利用ネットワークを確認せずに変更しません。

公式のConnection Errors docsでは、到達できないendpointがあるとmodel listの読み込みが遅くなることも案内されています。複数providerを一度に設定せず、接続を一つずつ追加します。

「ローカル」の範囲と安全設定

Open WebUIを自分のWindows PCで動かすことは、入力が必ずPC内だけに留まることを意味しません。Ollamaの推論、Open WebUIの履歴、外部providerのAPI送信、ブラウザからのdirect connectionは別の経路です。

  • 最初はlocalhostのみで使い、LANやインターネットへ公開しない。
  • 外部providerを追加する場合は、送信されるprompt・添付文書・model・保持期間・料金を確認する。
  • API keyを記事、スクリーンショット、ログ、共有volumeへ残さない。
  • 管理者が会話を見られる構成や、temporary chat・暗号化の範囲を公式Security docsで確認する。
  • browser-directのexperimental connectionはCORSとブラウザ側のkey保存が関係するため、最初の構成にしない。

Open WebUIの公式セキュリティ告知:構成ごとの影響条件

Open WebUI公式のsecurity advisoryを網羅した一覧ではありません。このWindows/self-hostedガイドでは、構成値と照合しやすい6件を選んでいます。6件は2026年8月30日から9月9日に公開され、いずれもv0.11.1で修正済みです。2026-09-24の公式release一覧ではv0.11.4がLatestでした。告知ごとに前提条件が異なり、Windowsやself-hostedというだけで該当するわけではありません。稼働中のimage tagと、次の設定が有効かを照合してください。

  • High・OAuth/OIDCとSCIM: 0.6.41以上0.11.1未満が対象範囲です。SQLiteでOAuth/OIDC sign-inまたはSCIM provisioningを有効にしている場合に照合不具合が関係します。SQLiteは既定DBですが、OAuth/OIDCとSCIMは既定で無効です。PostgreSQLは影響しません。意図的な別アカウントへのログインには、`OAUTH_SUB_CLAIM`などでsubject claimをusername/emailのような利用者が変更できる値に設定した追加条件があります。provider割当てIDでも、記号を含む通常IDの誤照合は起こり得ます。SCIM経由の操作には特権bearer tokenが必要です。
  • High・Playwright web loader: 0.9.6以上0.11.1未満が対象範囲です。WEB_LOADER_ENGINE=playwrightと到達可能なPlaywright browserがあり、認証済み利用者がingestionやweb searchへURLを渡せる構成で、攻撃者がそのhostnameの権威DNSを管理し、browserから内部serviceへ到達できる場合のSSRFを確認します。既定のweb loaderは影響しません。
  • Moderate・tool serverへのsession cookie: 0.6.27以上0.11.1未満が対象範囲です。同じrequestに2つ以上の外部tool serverを付け、sessionまたはsystem OAuthを使う接続が処理順の最後にある場合の条件です。bearer認証の別serverへcookieが渡る可能性があります。tool serverは既定で設定されず、0〜1台、または該当OAuth接続がない構成は対象外です。
  • Moderate・built-in knowledge tool: 0.7.0〜0.11.0が対象範囲です。Qdrant、Elasticsearch、OpenSearch、Milvus、openGauss、Oracle 23ai、Pinecone、S3 Vectors、Weaviateのbackendに加え、built-in knowledge toolが有効(既定)で、toolを呼べるmodelに別のknowledgeを直接割り当てず、利用者に非公開のknowledge baseが1つ以上ある条件を確認します。既定のChromaとpgvector、MariaDB、Valkeyは影響しません。この経路で露出するのはknowledge baseのID・名前・説明で、文書本文や書き込み権限ではありません。
  • High・built-in server-side web fetchとAzure: v0.11.1未満が対象範囲です。RAG URL ingestionまたはweb searchのserver-side fetchを、verifiedな認証利用者が呼べる状態で、`ENABLE_LOCAL_WEB_FETCH=false`(既定)のaddress filterが有効、かつ`WEB_FETCH_FILTER_LIST`に対象addressを追加していない条件を照合します。admin roleやspecial workspace permissionは不要です。Azure platform channelへの影響はOpen WebUI hostがAzure上にある場合です。これは既存のPlaywright web loader advisoryとは別のfetch経路です。advisoryは特定secretの取得を確認したとは述べていません。`ENABLE_LOCAL_WEB_FETCH=true`はfilterを無効化してinternal addressへのfetchを許可する設定なので、回避策として有効化しないでください。
  • Moderate・OAuth token exchangeとrole policy: 0.8.0以上0.11.1未満が対象範囲です。`ENABLE_OAUTH_TOKEN_EXCHANGE=true`(既定false)と、`ENABLE_OAUTH_ROLE_MANAGEMENT=true`および`OAUTH_ALLOWED_ROLES`または`OAUTH_ADMIN_ROLES`の併用を確認します(role managementも既定off)。有効期限内のprovider access tokenと、provider subjectに既にlink済みのaccount、または`OAUTH_MERGE_ACCOUNTS_BY_EMAIL`有効時に一致する既存email accountが必要です。IdPから許可roleが消えても、token exchangeで既存roleのsessionが続く可能性があります。新規account作成やrole昇格を行う問題ではありません。v0.11.1は同じrole判定をtoken exchangeにも適用し、許可roleがなければ403で拒否します。

OAuth token exchangeでは、v0.11.1のrole-policy修正とは別に、issuing clientのtrust境界を確認します。`ENABLE_OAUTH_TOKEN_EXCHANGE`は既定falseで、v0.11.0から利用できる`OAUTH_TOKEN_EXCHANGE_TRUSTED_CLIENT_IDS`もopt-inです。リストが未設定・空なら、v0.11.1以降でもclient checkは自動で有効にならず、providerが有効と認めるtokenの発行clientは制限されません。

このclient checkにはRFC 7662 token introspectionが必要です。Open WebUI公式docsが非対応として挙げるGoogle、Microsoft Entra ID、GitHub、Feishuでは、このリストによるclient制限を使えません。対応providerでtoken exchangeを必要として有効化する場合は、公式docsに沿ってtrusted client IDsを設定してください。token exchangeが不要なら有効にせず、v0.11.1のrole-policy修正だけでclient trustまで解決したとは判断しないでください。

選定した6件のadvisoryに該当する構成では、各advisoryの手順とimage tagを確認し、v0.11.1以降へ更新してください。設定名だけで影響を断定せず、実際のDB・loader・tool server・vector backend・server-side fetch経路を確認します。

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公式確認日

情報確認日: 2026-09-24。Open WebUI公式のv0.11.4 release、Quick Startのstandard/slim image要件、v0.11.3 migration note、provider接続、Ollama接続、OpenAI-compatible接続、Connection Errors、Security、Network Diagrams、Direct Connectionsと、設定値照合用に選定した6件のsecurity advisoryを確認しました。OAuth token exchangeのclient trustは別の境界としてGHSA-rq84-p6rr-vf89と公式Accepted Risk / SSO / environment configuration docsを照合しています。Docker image tag、database・file storage・vector store、Windows/WSLの条件、migration、provider protocol、接続画面、保存範囲は更新されるため、実行前に公式docsとadvisoryを再確認してください。

よくある質問

Vision対応モデルなら、画像をRAGで引用できますか?

自動的にはできません。Open WebUIではVision、File Context、Knowledge、Citationsが別のcapabilityです。画像への質問はvision-capable base modelで試し、検索・引用が必要ならextraction、embedding、source ID、Citationsを別に確認します。

OpenAI-compatible APIでチャットできればRAGも使えますか?

保証されません。Open WebUI公式docsでは、チャット用の`/v1/chat/completions`とは別に、providerをRAGへ使う場合の`/v1/embeddings`を案内しています。model ID、embedding model、保存先、検索結果のsourceを確認してください。

Doclingのpicture descriptionは完全にローカルですか?

構成によります。Open WebUIのDocling連携docsはlocal vision modelと外部APIを分けており、API modeでは`DOCLING_SERVE_ENABLE_REMOTE_SERVICES=true`が必要です。実際のURL、API key、ログ、model取得、volumeを確認し、local UIだけで無通信とは判断しません。

Open WebUIだけでモデルを実行できますか?

Open WebUIはweb UI・platformなので、通常はOllama、OpenAI-compatible API、Open Responsesなどのproviderへ接続します。どこで推論するかは接続先のruntimeとURLで決まります。

WindowsではWSLが必須ですか?

Open WebUIにはDocker以外の導入経路もあります。このページではWindows初心者向けにDocker DesktopとWSL2 backendの経路を扱うため、その構成ではDocker DesktopとWSLの状態を確認します。

DockerからWindowsのOllamaへ接続するURLは何ですか?

Open WebUI公式のOllama接続docsでは、DockerからWindows hostへ接続する候補としてhttp://host.docker.internal:11434が案内されています。Open WebUI container内のlocalhostとは別の名前です。

Open WebUIのvolumeは必要ですか?

公式Docker例は/app/backend/dataをopen-webuiというnamed volumeへマウントします。volumeを使わずcontainerを作り直すと、Open WebUI側の設定や履歴などを失う原因になるため、volumeとバックアップを先に確認します。

Open WebUIを使えば完全にローカルですか?

いいえ。Open WebUIをlocalで起動していても、providerが外部APIならpromptや文書が外部へ送信される可能性があります。推論場所、送信先、保存先、API keyを別々に確認します。

OpenAI-compatible APIならどのモデルでも接続できますか?

必ずしも接続できるとは限りません。Chat Completionsのendpoint、/models、model ID、対応するrequest・response shape、認証をproviderごとに確認します。

Open WebUIのmainやlatestをそのまま使ってよいですか?

公式Quick Startではmain/latestはrolling tag、v0.11.4のようなversion tagは一つのreleaseへ固定されるtagとして案内されています。短い検証は現行tagを確認し、再現性や更新影響を抑えたい場合はversion pin・digest・volume backupを記録します。

Open WebUIを更新したらmissing tableやmigration errorが出る時は?

v0.11.3の公式release notesは、0.11.0〜0.11.2からのupgrade failureが後続のmissing table/columnエラーとして進むのではなく、原因のmigration errorで止まる修正を説明しています。volumeを削除せず、container tag、log、backup、migration結果を記録してから公式のupdate手順を確認します。

Open WebUIのmain-slimでPDFのRAGやlocal embeddingを使えますか?

main-slimにはlocal ML stackがありません。RAGには`RAG_EMBEDDING_ENGINE`で指定するOllama、OpenAI、Azure OpenAIのembedding providerとPostgreSQL pgvectorが必要です。Windows host側のOllamaも接続先にできますが、containerから到達できるURLを確認します。PDF・Word・presentationの抽出には別のdocument extraction engineを設定し、application DBはSQLiteまたはPostgreSQL、file storageはlocalにします。

WEBUI_SECRET_KEYは必要ですか?

公式Quick Startは固定したWEBUI_SECRET_KEYを設定し、container再作成時のログアウトを避ける手順を示しています。実値は共有せず、volume backup、管理者設定、providerのAPI keyとは別の秘密として管理します。

Ollamaを0.0.0.0でlistenさせれば直りますか?

必ずしも安全な解決ではありません。host bindingを広げるとLANから到達できる可能性があるため、まずhost.docker.internal、Docker network、firewall、認証、公開範囲を確認し、必要な場合だけ公式docsに沿って変更します。

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