Open WebUIをWindowsで使う方法|Docker・Ollama・保存データの確認
- 公開日
- 2026-08-10
- 更新日
- 2026-09-24
- 情報確認日
- 2026-09-24
- 編集・運営
- Local AI Compass
Open WebUIは、Ollamaなどのmodel runtimeへブラウザから接続するself-hostedのweb platformです。Open WebUIを起動しただけでモデルがPC内実行になるわけではないため、WindowsではDocker/WSLのcontainer境界、Ollamaの起動場所、volumeの保存先、接続するAPIの送信先を順に固定します。
導入前に確認すること
- Windowsのバージョン、メモリ容量、GPU/VRAM、空き容量を確認する
- 最初は軽量モデル、短い質問、少ない同時作業から始める
- 公式サイトの対応OS、利用規約、モデルのライセンスを確認する
先に結論:Open WebUIはモデルruntimeではなくWeb UI・platform
Open WebUIは、チャット画面、会話履歴、文書・知識機能、provider接続などをまとめるweb platformです。Ollamaはモデルを管理・提供するruntimeなので、両者は同じ役割ではありません。Open WebUIへ接続したproviderが外部APIなら、Open WebUIを自宅PCで動かしていても入力の送信先は外部になります。
| 構成要素 | 担当すること | 最初に固定する値 |
|---|---|---|
| Open WebUI | ブラウザUI、会話、provider設定、保存データ | containerのport、data volume、管理者設定 |
| Ollama | モデルの取得・管理・推論API | Windows hostかcontainerか、port 11434、model |
| OpenAI-compatible provider | Chat CompletionsなどのHTTP API | base URL、/v1、model ID、API key |
| Docker Desktop / WSL | Windows上でOpen WebUIを動かす境界 | backend、network、volume、resource |
Open WebUIはhttp://localhost:3000などの画面からproviderへリクエストします。
Ollama、LM Studio、Foundry Local、外部APIなど、実際のmodel runtimeを別に確認します。
Open WebUIのvolumeとprovider側のmodel cache・logsは別のデータです。
現行版v0.11.4とWindowsの「動かない」を分ける
2026-09-24に公式release pageは、9月21日公開のv0.11.4をLatestとして示しています。stableのversion tag、main/latestのrolling image、Windows hostとcontainerの接続、standardとslimの機能差は別の確認対象です。Open WebUIのrelease番号だけで、Ollamaの起動・GPU・モデル応答まで確認済みとは扱いません。
| 選択・症状 | 公式情報から分かること | Windows初心者が分けて確認すること |
|---|---|---|
| v0.11.4 | 2026-09-21公開のLatest release。slim imageは約175 MBで、local ML models、関連package、installerを含まない | release番号、image tag、container digestを記録し、Windows hostとcontainerの接続を別々に確認する |
| v0.11.3のmigration note | 0.11.0〜0.11.2からのupgrade failureを、chat.timer_atなど後段のmissing table/columnではなくmigration errorで止める修正がrelease noteにある | container log、更新前のvolume backup、migration結果。Ollamaの接続エラーとは別に見る |
| :main / :latest | main branchのrolling image。latest buildだが、v0.11.4の固定版とは限らずdigestが動く | タグとdigestを記録し、再現性が必要ならversion tagを選ぶ |
| :v0.11.4 | 一つのreleaseへ固定されるversion tag | volume、WEBUI_SECRET_KEY、provider URLを残したまま更新・再作成できるか確認する |
| :main-slim | 約175 MBのslim variantで、local ML stackと同梱modelがない。application DBはSQLite/PostgreSQL、file storageはlocal、vector storeはpgvectorのみ | RAGは`RAG_EMBEDDING_ENGINE=ollama/openai/azure_openai`とPostgreSQL pgvector(`VECTOR_DB=pgvector`、`PGVECTOR_DB_URL`)が必要。PDF・Word・presentationには外部document extraction engineを設定する |
main-slimは小さくても、標準imageと同じlocal machine-learning stackを内包するわけではありません。Windows host側のOllamaなどcontainerから到達できるserviceを使うことはできますが、RAGにはembedding providerとpgvectorが必要で、PDF・Word・presentationには別のdocument extraction engineを設定します。application DBはSQLiteまたはPostgreSQL、file storageはlocalのみです。local modelをimage内で動かす場合やpgvector以外のvector client・object storage・MySQL/MariaDBを使う場合はstandard imageを選びます。
画面が開かない、containerがrestartする、Open WebUIは開くがOllamaへ届かない、更新後にdatabase migrationが失敗する、文書を追加するとembeddingで止まる、は同じ「Open WebUIが動かない」ではありません。まずimage tag・container log・volume・接続元を一つずつ固定します。
- Open WebUI v0.11.4 release - 現行Latestとslim imageの変更を確認する
- Open WebUI v0.11.3 migration note - 0.11.0〜0.11.2からのmigration修正を見る
- Quick Startのimage tag・slim要件 - main/latest、version tag、standard/slim、database・storage・RAGの条件を見る
Windowsで始める前に決めること
| 決めること | 初心者向けの確認 | 混同しやすいこと |
|---|---|---|
| 起動方法 | Docker DesktopのWindows/WSL2経路を使う | Open WebUI本体のcontainerとOllamaの実行場所 |
| 推論先 | まずOllama単体か、OpenAI-compatible APIを1つだけ選ぶ | Open WebUIが自動でlocal inferenceするという思い込み |
| 保存先 | named volumeを先に決める | imageを更新することと履歴・文書をバックアップすること |
| 公開範囲 | 最初はlocalhostに限定する | host.docker.internalや0.0.0.0をLAN公開と同じ感覚で使うこと |
| 更新方針 | tagとvolumeを記録する | main/latestのrolling更新をstable固定版と同じ扱いにすること |
Open WebUIにはDocker以外の導入経路もありますが、ここではWindows初心者が構成を再現しやすいDocker Desktop/WSL経路に絞ります。実機へのインストールやDockerの実行はこのページから代行しません。
Docker Desktop・WSLからOpen WebUIを起動する
- Docker DesktopをWindowsで起動し、WSL2 backendと必要なresourceを確認する。
- Open WebUIの公式image tagを選び、rolling tagかversion pinかを記録する。
- 再作成してもログイン状態を失わないよう、実値を共有しない固定WEBUI_SECRET_KEYを用意する。
- named volumeを/app/backend/dataへマウントしてcontainerを作る。
- ブラウザでlocalhost:3000を開き、最初の管理者設定を確認する。
docker pull ghcr.io/open-webui/open-webui:main
docker run -d -p 3000:8080 --add-host=host.docker.internal:host-gateway -v open-webui:/app/backend/data -e WEBUI_SECRET_KEY=your-secret-key --name open-webui --restart always ghcr.io/open-webui/open-webui:main公式Quick Startのmain/latestはrolling tagとして案内されています。`your-secret-key`は公式例に沿って生成した固定値へ置き換え、実値を記事・ログ・共有ファイルへ残しません。再現性や更新影響を抑えたい場合は、volume backupと利用時点のversion tag・image digestを記録してから更新します。
- 3000はWindowsブラウザ側のport、8080はcontainer内のOpen WebUI portです。
- 既に3000を使うアプリがあれば、左側だけ別portに変え、ブラウザで開くURLも合わせます。
- --add-host=host.docker.internal:host-gatewayは、containerからWindows host上のOllamaへ到達するための入口です。
- WEBUI_SECRET_KEYを固定しないままcontainerを再作成すると、ログイン状態を失う原因になります。
- volumeを省略した起動は、containerの作り直し時に履歴や設定を失う原因になります。
- Docker Desktop、WSL、Open WebUIのversionが変わるため、手順を実行する前に公式Quick Startを再確認します。
OllamaをWindows hostからつなぐか、同じcontainer系で動かすか
最初の切り分けでは、OllamaをWindows側で単独起動し、Open WebUIだけをcontainerで動かす構成が原因を追いやすい場合があります。このときOpen WebUI containerから見たlocalhostはWindows hostではないため、公式のOllama接続手順にあるhost.docker.internalを使う境界を理解します。
| 構成 | Open WebUIから見た接続先 | 向いている確認 |
|---|---|---|
| Ollama: Windows host | http://host.docker.internal:11434 | Ollama単体のmodel listとhost/container境界を切り分ける |
| Ollama: 同じDocker network | composeで定義したservice名とport | 複数containerの再現性とnetwork設定を固定する |
| OpenAI-compatible API: Windows host | host.docker.internalとproviderのport、必要なら/v1 | base URL、/models、model ID、API keyを確認する |
| 外部provider | 公式provider URL | 送信先、認証、料金、保存、規約をlocalと分ける |
Open WebUIにはOllamaを含むimage tagもありますが、別にWindows Ollamaを動かしている状態で二つのmodel runtimeを同時に使い始めると、model、port、保存場所の切り分けが難しくなります。最初はどちらが推論を担当するかを一つに決めます。
- OllamaをWindowsに入れる - Ollama本体を単独で確認する
- OllamaのOpenAI互換API - /v1とnative APIの境界を確認する
- Open WebUIのOllama接続 - host.docker.internalとmodel管理を公式docsで確認する
Open WebUIへproviderを追加する
公式のprovider接続フローでは、Ollama、OpenAI-compatible API、Open ResponsesなどをOpen WebUIのConnectionsから追加します。providerを追加する前に、runtime単体でmodelが応答することを確認し、その後にURL・認証・model IDを一つずつ入力します。
- OllamaまたはAPI providerを単独で起動し、モデル名とportを確認する。
- Open WebUIの管理設定にあるConnectionsでproviderの種類を選ぶ。
- Docker containerから到達できるURLを設定する。Windows hostならlocalhostではなくhost.docker.internalが候補になる。
- model list、短い入力、ログを確認し、問題がなければ文書・tools・複数providerへ広げる。
| provider | 接続時に見る値 | 注意点 |
|---|---|---|
| Ollama | Ollamaのnative URL、model、host/container境界 | modelの取得・削除とOpen WebUIの履歴は別に保存される |
| OpenAI-compatible | base URL、Chat Completions、/models、model ID、API key | 互換表示だけで全機能やlocal実行を保証しない |
| Open Responses | providerのResponses対応、URL、認証 | Chat Completionsとendpoint・response shapeを混ぜない |
| 外部API | 公式URL、key、料金、data policy | self-hosted UIでも入力は外部へ送信される |
OpenAI-compatible接続では、Open WebUIがmodels endpointを確認できない場合やmodel IDが一覧に出ない場合があります。まずprovider自身の/modelsと実際のIDを確認し、公式docsにあるallowlistや手入力の手順を、providerごとの仕様として扱います。
画像・PDFをRAGへ渡すときはvision chatとfile extractionを分ける
Open WebUIの現行Models docsでは、Visionはvision-capable base modelが必要な画像分析、File Uploadは添付入口、File Contextは有効時だけ添付ファイルをRAG処理する機能、Citationsはknowledge・web search・builtin toolsのsourceを表示する機能として分かれています。画像を添付して説明させることと、PDFや画像を検索可能なknowledgeへ入れて引用を返すことを同じ成功条件にしません。
| やりたいこと | 先に確認する設定・経路 | 残す証跡と注意 |
|---|---|---|
| 画像を見て短く答える | Vision on、vision-capable base model、File Upload | 元画像、model ID、回答。正確な文字抽出や引用を自動保証しない |
| PDF・画像を検索して引用する | Knowledge / File Context、extraction engine、embedding model、Citations | 原本、抽出text/Markdown、chunk、source ID、embedding modelを分けて残す |
| スキャン・図表・混在レイアウト | PDF_EXTRACT_IMAGES、Docling、OCR/table設定、picture descriptionのlocal/API | page/image対応、OCR言語、抽出engine、外部endpointを記録する |
| 文字・座標を業務データにする | OCRのbounds/confidenceと元画像照合 | 修正前後のtext、位置、confidence、元画像を保存し、VLMの説明文だけを確定値にしない |
OpenAI-compatible providerをRAGに使う場合、Open WebUI公式docsはChat Completionsだけでなく`/v1/embeddings`を必要endpointとして挙げています。チャットが返ること、画像を見られること、embedding・検索・引用が動くことは別々に確認します。
- 入力を「画像への質問」「正確な文字・座標の抽出」「PDF/画像の検索・引用」のどれかに分ける。
- Vision、File Context、Knowledge、Citationsを設定し、base modelのvision対応とproviderの`/v1/embeddings`対応を個別に確認する。
- 画像PDFは`PDF_EXTRACT_IMAGES`やDoclingの抽出設定を確認し、OCR・table・picture descriptionの工程と出力を記録する。
- Doclingを使う場合は、Open WebUI docsのcommunity tutorialであることを踏まえ、picture descriptionをlocal modelとAPIへ分ける。設定名の`picture_description_local`と`picture_description_api`を別経路として記録し、API modeでは`DOCLING_SERVE_ENABLE_REMOTE_SERVICES=true`が必要なため、外部送信先・認証・ログを確認する。
- confidenceが低い文字、型番、金額、日付、表は元画像へ戻って照合し、原本・抽出結果・chunk・引用sourceを別々に残す。
Open WebUIをWindows上で動かし、VLMやDoclingをlocalに置いても、provider・embedding endpoint・picture description API・モデル取得・volume・ログの経路が自動的にlocal-onlyになるわけではありません。逆に、画像をVLMへ渡せることだけでOCRのboundsやRAGの引用sourceが得られるとも扱いません。
- Open WebUI Models capability - Vision、File Context、Knowledge、Citationsの境界を見る
- Open WebUI Docling extraction - PDF・画像、OCR、table、picture descriptionのlocal/APIを確認する
- Open WebUI environment configuration - PDF_EXTRACT_IMAGES、RAG_TEMPLATE、chunk、embeddingの設定を見る
- OpenAI-compatible provider requirements - RAGに必要な/v1/embeddingsとchat endpointを確認する
- Windows AI Text Recognition - 文字・位置境界・confidenceをVLMの説明と分ける
- LM Studioの画像入力 - VLM、model capability、画像形式、mmprojの条件を見る
- PDF抽出・OCR・表の崩れ - 抽出結果を元PDFと照合する
- RAG引用faithfulness - 引用範囲と回答を別に検証する
保存データと更新を分けて管理する
Open WebUIの公式Docker例では、container内の/app/backend/dataをnamed volumeへ保存します。ここにはOpen WebUI側の設定や会話・文書に関わるデータが入るため、imageを更新する操作とvolumeを削除する操作を同じものとして扱いません。
| データ | 主な保存場所の考え方 | 確認すること |
|---|---|---|
| Open WebUIの設定・履歴・文書 | Open WebUIの/app/backend/data volume | volume名、バックアップ、管理者・ユーザーの可視性 |
| Ollamaのモデル | Ollamaが動くWindows hostまたはOllama containerのdata | model cache、空き容量、削除対象 |
| providerのログ・履歴 | providerやAPI側の設定・サービス | Open WebUI外への保存と保持期間 |
| API key | 接続設定やsecret管理の対象 | 画面・ログ・共有volumeに露出させない |
- 更新前に、使用中のimage tag、volume名、Open WebUIのversion、provider URLを記録する。
- volumeを残したままimage更新を検討し、先にバックアップと復元手順を確認する。
- main/latestのrolling更新をproductionの固定版と同じ前提にしない。
- containerを削除して作り直す場合も、同名volumeを意図せず削除・初期化しない。
- Open WebUI Security - chat storage、管理者可視性、temporary chatを確認する
- 履歴・ログ・プライバシー - runtimeとUI側の保存を分けて確認する
つながらないときの順番
Open WebUIの接続エラーは、モデル性能より前に「どのプロセスから、どのURLへ接続しているか」を確認します。container内のlocalhost、Windows hostのlocalhost、外部URLを同じ意味で入力しないことが最初の切り分けです。
| 症状 | 先に確認すること | 次の一手 |
|---|---|---|
| Ollamaへ接続できない | Windows側のOllamaが起動中か、11434が応答するか | containerからはhost.docker.internalを試し、portとfirewallを確認する |
| localhostでは届かない | 接続元がOpen WebUI containerになっていないか | Windows hostならhost.docker.internal、同一networkならservice名を使う |
| model listが空・遅い | provider URL、/models、model ID、到達不能なendpoint | 不要な接続を一つずつ外し、単一providerで短い入力を試す |
| OpenAI互換でモデルが出ない | APIが期待するendpointと実際のmodel ID | 公式接続docsのallowlist・manual model設定を確認する |
| 他PCから使えない | localhost限定か、LAN公開設定か、Windows firewallか | 公開範囲と認証を決めてからhost bindingを変更する |
| 返答は出るがlocalだと思えない | provider URL、API key、外部endpoint、ログ | 推論場所・送信先・保存先を別々に記録する |
OllamaをWindows hostでlocalhostにbindしている場合、containerから到達させるためにhost側のlisten設定を変更する案内が必要になることがあります。ただし0.0.0.0への公開はLANからの到達範囲を広げる可能性があるため、Windows firewall、認証、利用ネットワークを確認せずに変更しません。
公式のConnection Errors docsでは、到達できないendpointがあるとmodel listの読み込みが遅くなることも案内されています。複数providerを一度に設定せず、接続を一つずつ追加します。
「ローカル」の範囲と安全設定
Open WebUIを自分のWindows PCで動かすことは、入力が必ずPC内だけに留まることを意味しません。Ollamaの推論、Open WebUIの履歴、外部providerのAPI送信、ブラウザからのdirect connectionは別の経路です。
- 最初はlocalhostのみで使い、LANやインターネットへ公開しない。
- 外部providerを追加する場合は、送信されるprompt・添付文書・model・保持期間・料金を確認する。
- API keyを記事、スクリーンショット、ログ、共有volumeへ残さない。
- 管理者が会話を見られる構成や、temporary chat・暗号化の範囲を公式Security docsで確認する。
- browser-directのexperimental connectionはCORSとブラウザ側のkey保存が関係するため、最初の構成にしない。
- Open WebUI Security - self-hostedのデータ管理と管理者権限を確認する
- Direct Connections - ブラウザ直結のCORS・API key境界を確認する
- ローカルAIのプライバシー - localという言葉と実際の送信先を分ける
Open WebUIの公式セキュリティ告知:構成ごとの影響条件
Open WebUI公式のsecurity advisoryを網羅した一覧ではありません。このWindows/self-hostedガイドでは、構成値と照合しやすい6件を選んでいます。6件は2026年8月30日から9月9日に公開され、いずれもv0.11.1で修正済みです。2026-09-24の公式release一覧ではv0.11.4がLatestでした。告知ごとに前提条件が異なり、Windowsやself-hostedというだけで該当するわけではありません。稼働中のimage tagと、次の設定が有効かを照合してください。
- High・OAuth/OIDCとSCIM: 0.6.41以上0.11.1未満が対象範囲です。SQLiteでOAuth/OIDC sign-inまたはSCIM provisioningを有効にしている場合に照合不具合が関係します。SQLiteは既定DBですが、OAuth/OIDCとSCIMは既定で無効です。PostgreSQLは影響しません。意図的な別アカウントへのログインには、`OAUTH_SUB_CLAIM`などでsubject claimをusername/emailのような利用者が変更できる値に設定した追加条件があります。provider割当てIDでも、記号を含む通常IDの誤照合は起こり得ます。SCIM経由の操作には特権bearer tokenが必要です。
- High・Playwright web loader: 0.9.6以上0.11.1未満が対象範囲です。WEB_LOADER_ENGINE=playwrightと到達可能なPlaywright browserがあり、認証済み利用者がingestionやweb searchへURLを渡せる構成で、攻撃者がそのhostnameの権威DNSを管理し、browserから内部serviceへ到達できる場合のSSRFを確認します。既定のweb loaderは影響しません。
- Moderate・tool serverへのsession cookie: 0.6.27以上0.11.1未満が対象範囲です。同じrequestに2つ以上の外部tool serverを付け、sessionまたはsystem OAuthを使う接続が処理順の最後にある場合の条件です。bearer認証の別serverへcookieが渡る可能性があります。tool serverは既定で設定されず、0〜1台、または該当OAuth接続がない構成は対象外です。
- Moderate・built-in knowledge tool: 0.7.0〜0.11.0が対象範囲です。Qdrant、Elasticsearch、OpenSearch、Milvus、openGauss、Oracle 23ai、Pinecone、S3 Vectors、Weaviateのbackendに加え、built-in knowledge toolが有効(既定)で、toolを呼べるmodelに別のknowledgeを直接割り当てず、利用者に非公開のknowledge baseが1つ以上ある条件を確認します。既定のChromaとpgvector、MariaDB、Valkeyは影響しません。この経路で露出するのはknowledge baseのID・名前・説明で、文書本文や書き込み権限ではありません。
- High・built-in server-side web fetchとAzure: v0.11.1未満が対象範囲です。RAG URL ingestionまたはweb searchのserver-side fetchを、verifiedな認証利用者が呼べる状態で、`ENABLE_LOCAL_WEB_FETCH=false`(既定)のaddress filterが有効、かつ`WEB_FETCH_FILTER_LIST`に対象addressを追加していない条件を照合します。admin roleやspecial workspace permissionは不要です。Azure platform channelへの影響はOpen WebUI hostがAzure上にある場合です。これは既存のPlaywright web loader advisoryとは別のfetch経路です。advisoryは特定secretの取得を確認したとは述べていません。`ENABLE_LOCAL_WEB_FETCH=true`はfilterを無効化してinternal addressへのfetchを許可する設定なので、回避策として有効化しないでください。
- Moderate・OAuth token exchangeとrole policy: 0.8.0以上0.11.1未満が対象範囲です。`ENABLE_OAUTH_TOKEN_EXCHANGE=true`(既定false)と、`ENABLE_OAUTH_ROLE_MANAGEMENT=true`および`OAUTH_ALLOWED_ROLES`または`OAUTH_ADMIN_ROLES`の併用を確認します(role managementも既定off)。有効期限内のprovider access tokenと、provider subjectに既にlink済みのaccount、または`OAUTH_MERGE_ACCOUNTS_BY_EMAIL`有効時に一致する既存email accountが必要です。IdPから許可roleが消えても、token exchangeで既存roleのsessionが続く可能性があります。新規account作成やrole昇格を行う問題ではありません。v0.11.1は同じrole判定をtoken exchangeにも適用し、許可roleがなければ403で拒否します。
OAuth token exchangeでは、v0.11.1のrole-policy修正とは別に、issuing clientのtrust境界を確認します。`ENABLE_OAUTH_TOKEN_EXCHANGE`は既定falseで、v0.11.0から利用できる`OAUTH_TOKEN_EXCHANGE_TRUSTED_CLIENT_IDS`もopt-inです。リストが未設定・空なら、v0.11.1以降でもclient checkは自動で有効にならず、providerが有効と認めるtokenの発行clientは制限されません。
このclient checkにはRFC 7662 token introspectionが必要です。Open WebUI公式docsが非対応として挙げるGoogle、Microsoft Entra ID、GitHub、Feishuでは、このリストによるclient制限を使えません。対応providerでtoken exchangeを必要として有効化する場合は、公式docsに沿ってtrusted client IDsを設定してください。token exchangeが不要なら有効にせず、v0.11.1のrole-policy修正だけでclient trustまで解決したとは判断しないでください。
選定した6件のadvisoryに該当する構成では、各advisoryの手順とimage tagを確認し、v0.11.1以降へ更新してください。設定名だけで影響を断定せず、実際のDB・loader・tool server・vector backend・server-side fetch経路を確認します。
- GHSA-wpmr-8h3q-fwj7: OAuth・SCIM identity matching - affected versionとSQLite・OAuth/OIDC・SCIMの条件
- GHSA-4v28-j6q3-5m4r: Playwright web loader SSRF - Playwright設定、URL入力、内部networkの条件
- GHSA-p78m-89r6-pgf7: tool server session cookies - tool server数とsession/system OAuthの条件
- GHSA-pcvc-8vrv-8q6w: knowledge tool vector filters - affected vector backendと露出するmetadataの範囲
- GHSA-34r3-9m95-vq73: server-side web fetch / Azure - Azure host、RAG URL ingestion・web search、address filterの条件
- GHSA-wvm9-9g5j-623f: OAuth token exchange role policy - token exchange・role management・既存accountの条件
- GHSA-rq84-p6rr-vf89: OAuth token exchange client trust - role policyとは別のissuing-client boundaryとv0.11.0の設定
- OAuth Token Exchange Client Trust - trusted client IDs、RFC 7662、provider対応とopt-in境界
- Open WebUI SSO: OAuth token exchange - 既定offのendpointとtrusted client IDsの公式案内
- OAuth token exchange environment variables - client IDs、introspection、token exchange rate limitの設定仕様
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公式確認日
情報確認日: 2026-09-24。Open WebUI公式のv0.11.4 release、Quick Startのstandard/slim image要件、v0.11.3 migration note、provider接続、Ollama接続、OpenAI-compatible接続、Connection Errors、Security、Network Diagrams、Direct Connectionsと、設定値照合用に選定した6件のsecurity advisoryを確認しました。OAuth token exchangeのclient trustは別の境界としてGHSA-rq84-p6rr-vf89と公式Accepted Risk / SSO / environment configuration docsを照合しています。Docker image tag、database・file storage・vector store、Windows/WSLの条件、migration、provider protocol、接続画面、保存範囲は更新されるため、実行前に公式docsとadvisoryを再確認してください。
よくある質問
Vision対応モデルなら、画像をRAGで引用できますか?
自動的にはできません。Open WebUIではVision、File Context、Knowledge、Citationsが別のcapabilityです。画像への質問はvision-capable base modelで試し、検索・引用が必要ならextraction、embedding、source ID、Citationsを別に確認します。
OpenAI-compatible APIでチャットできればRAGも使えますか?
保証されません。Open WebUI公式docsでは、チャット用の`/v1/chat/completions`とは別に、providerをRAGへ使う場合の`/v1/embeddings`を案内しています。model ID、embedding model、保存先、検索結果のsourceを確認してください。
Doclingのpicture descriptionは完全にローカルですか?
構成によります。Open WebUIのDocling連携docsはlocal vision modelと外部APIを分けており、API modeでは`DOCLING_SERVE_ENABLE_REMOTE_SERVICES=true`が必要です。実際のURL、API key、ログ、model取得、volumeを確認し、local UIだけで無通信とは判断しません。
Open WebUIだけでモデルを実行できますか?
Open WebUIはweb UI・platformなので、通常はOllama、OpenAI-compatible API、Open Responsesなどのproviderへ接続します。どこで推論するかは接続先のruntimeとURLで決まります。
WindowsではWSLが必須ですか?
Open WebUIにはDocker以外の導入経路もあります。このページではWindows初心者向けにDocker DesktopとWSL2 backendの経路を扱うため、その構成ではDocker DesktopとWSLの状態を確認します。
DockerからWindowsのOllamaへ接続するURLは何ですか?
Open WebUI公式のOllama接続docsでは、DockerからWindows hostへ接続する候補としてhttp://host.docker.internal:11434が案内されています。Open WebUI container内のlocalhostとは別の名前です。
Open WebUIのvolumeは必要ですか?
公式Docker例は/app/backend/dataをopen-webuiというnamed volumeへマウントします。volumeを使わずcontainerを作り直すと、Open WebUI側の設定や履歴などを失う原因になるため、volumeとバックアップを先に確認します。
Open WebUIを使えば完全にローカルですか?
いいえ。Open WebUIをlocalで起動していても、providerが外部APIならpromptや文書が外部へ送信される可能性があります。推論場所、送信先、保存先、API keyを別々に確認します。
OpenAI-compatible APIならどのモデルでも接続できますか?
必ずしも接続できるとは限りません。Chat Completionsのendpoint、/models、model ID、対応するrequest・response shape、認証をproviderごとに確認します。
Open WebUIのmainやlatestをそのまま使ってよいですか?
公式Quick Startではmain/latestはrolling tag、v0.11.4のようなversion tagは一つのreleaseへ固定されるtagとして案内されています。短い検証は現行tagを確認し、再現性や更新影響を抑えたい場合はversion pin・digest・volume backupを記録します。
Open WebUIを更新したらmissing tableやmigration errorが出る時は?
v0.11.3の公式release notesは、0.11.0〜0.11.2からのupgrade failureが後続のmissing table/columnエラーとして進むのではなく、原因のmigration errorで止まる修正を説明しています。volumeを削除せず、container tag、log、backup、migration結果を記録してから公式のupdate手順を確認します。
Open WebUIのmain-slimでPDFのRAGやlocal embeddingを使えますか?
main-slimにはlocal ML stackがありません。RAGには`RAG_EMBEDDING_ENGINE`で指定するOllama、OpenAI、Azure OpenAIのembedding providerとPostgreSQL pgvectorが必要です。Windows host側のOllamaも接続先にできますが、containerから到達できるURLを確認します。PDF・Word・presentationの抽出には別のdocument extraction engineを設定し、application DBはSQLiteまたはPostgreSQL、file storageはlocalにします。
WEBUI_SECRET_KEYは必要ですか?
公式Quick Startは固定したWEBUI_SECRET_KEYを設定し、container再作成時のログアウトを避ける手順を示しています。実値は共有せず、volume backup、管理者設定、providerのAPI keyとは別の秘密として管理します。
Ollamaを0.0.0.0でlistenさせれば直りますか?
必ずしも安全な解決ではありません。host bindingを広げるとLANから到達できる可能性があるため、まずhost.docker.internal、Docker network、firewall、認証、公開範囲を確認し、必要な場合だけ公式docsに沿って変更します。
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- GPUなし・低スペックPCの人 - 軽量モデル、メモリ別の目安、重いときの確認ポイントを先に見ます。
- PDFや資料を読ませたい人 - 先に基本を押さえ、モデル単体の確認後にAnythingLLMへ進みます。
- ローカルAIエージェントを試したい人 - Bionic、Ollama、AnythingLLM、Hermesを役割別に分け、local/cloud、tool、保存、PC負荷を順番に確認します。
- 開発・API連携したい人 - LM StudioとOllamaの違いを確認し、API、長文処理、RAGまで段階的に進みます。
関連チェック先
- Open WebUI Quick Start - Windows、Docker Desktop、WSL、volume、port、image tag、main-slimの機能要件を確認できます。
- Open WebUI Connect a Provider - Ollama、OpenAI-compatible API、Open ResponsesをOpen WebUIへ接続する公式の入口です。
- Open WebUI Starting with Ollama - Ollamaのnative接続、DockerからWindows hostへつなぐhost.docker.internal、model管理を確認できます。
- Open WebUI Starting with OpenAI-Compatible - OpenAI-compatible Chat Completions、/models、Dockerからhostへの接続境界を確認できます。
- Open WebUI Connection Errors - Ollamaの到達性、host.docker.internal、接続できないendpoint、model list遅延を確認できます。
- Open WebUI and Ollama - Ollamaのmodel runtimeとOpen WebUIのweb platformを役割で比較できます。
- Open WebUI Security - chat storage、管理者の可視性、暗号化、temporary chatなどself-hostedのデータ管理を確認できます。
- Open WebUI Network Diagrams - Windowsでhost Ollamaとcontainer Open WebUIを組み合わせるネットワーク構成を確認できます。
- Open WebUI Direct Connections - ブラウザからproviderへ直接接続するexperimental機能、CORS、API keyの保存境界を確認できます。
- Open WebUI Models and capabilities - Vision、File Upload、File Context、Knowledge、Citationsを別のmodel capabilityとして確認できます。
- Open WebUI Docling Document Extraction - PDF・画像の構造化、OCR、table、picture descriptionのlocal/API経路を確認できます。community tutorialである点も明記されています。
- Open WebUI Environment Variable Configuration - PDF_EXTRACT_IMAGES、RAG_TEMPLATE、chunk、embedding、保存・削除の設定境界を確認できます。
- Windows AI Text Recognition API - OCRの文字・行・位置境界・confidenceをVLMの画像説明と分けて確認できます。
- Open WebUI v0.11.4 release - 現行Latest releaseと、約175 MBのslim imageを含む変更を確認できます。
- Open WebUI v0.11.3 release - 0.11.0〜0.11.2からのupgrade failureに関するmigration修正を確認できます。
- Open WebUI security advisory GHSA-wpmr-8h3q-fwj7 - SQLite上のOAuth/OIDC subject・SCIM external ID照合に関する条件と修正を確認できます。
- Open WebUI security advisory GHSA-4v28-j6q3-5m4r - Playwright web loaderのDNS rebindingと内部サービス到達条件を確認できます。
- Open WebUI security advisory GHSA-p78m-89r6-pgf7 - 複数tool serverとsession・system OAuthが同じrequestにある場合のcookie境界を確認できます。
- Open WebUI security advisory GHSA-pcvc-8vrv-8q6w - knowledge toolとvector backendのaccess filterに関する条件・露出範囲を確認できます。
- Open WebUI security advisory GHSA-34r3-9m95-vq73 - built-in server-side web fetchとAzure platform channelへの到達条件、v0.11.1の修正を確認できます。
- Open WebUI security advisory GHSA-wvm9-9g5j-623f - OAuth token exchangeとrole managementを併用する構成の影響条件とv0.11.1の修正を確認できます。
- Open WebUI security advisory GHSA-rq84-p6rr-vf89: OAuth token exchange client trust - OAuth token exchangeのissuing client確認と、v0.11.0で導入されたopt-in設定を確認できます。
- Open WebUI Accepted Risk: OAuth Token Exchange Client Trust - trusted client IDs、RFC 7662 introspection、provider対応、未設定時の境界を確認できます。
- Open WebUI SSO OAuth token exchange - token exchangeの既定値とtrusted client IDsを組み合わせる公式手順を確認できます。