OllamaでGPUが使われない時の確認順|Windowsの対応GPU・ollama ps・CPU fallback
- 公開日
- 2026-08-01
- 更新日
- 2026-08-10
- 情報確認日
- 2026-08-10
- 編集・運営
- Local AI Compass
OllamaでGPUが使われないように見える時は、タスクマネージャーのGPU使用率だけで判断しません。ollama psのPROCESSOR、公式GPU対応表、Windowsのドライバー、モデルサイズ、VRAM、context、server.logを順番に確認し、非対応GPUへの危険なoverrideは避けます。
導入前に確認すること
- Windowsのバージョン、メモリ容量、GPU/VRAM、空き容量を確認する
- 最初は軽量モデル、短い質問、少ない同時作業から始める
- 公式サイトの対応OS、利用規約、モデルのライセンスを確認する
2026年8月のWindows AMD分岐:ROCm/HIPとVulkanを分ける
OllamaのWindows DocsはAMDでROCm v7 / HIP7対応ドライバースタック、またはVulkan対応ドライバーを案内しています。現在の同ページには、RDNA2・Radeon RX 6000系の一部ではWindowsの現行ドライバーでROCm v7が見えない場合があり、Vulkanが有効で推奨fallbackになるという注意もあります。Hardware supportのWindows ROCm表とVulkan経路を同じ対応表として扱いません。
| Windows AMDの状態 | 読む公式情報 | 切り分け |
|---|---|---|
| ROCm/HIPを使える候補 | Hardware supportのWindows Support表、driver | ollama psのPROCESSORとserver.logを確認 |
| RX 6000系でROCmが見えない | Windows DocsのRDNA2/RX 6000注意書き | Vulkan fallbackを別条件として記録 |
| VulkanでiGPUを選んでしまう | Windows Docsのmixed iGPU/dGPU注意書き | GPU indexと`GGML_VK_VISIBLE_DEVICES`を記録 |
| GPUが公式表にない | Hardware supportの現在の表 | overrideを通常手順にせず、CPU fallbackも比較 |
混在iGPU/dGPUでVulkanのiGPUが不安定に選ばれる場合、公式Windows Docsは離散GPUのindexを`GGML_VK_VISIBLE_DEVICES`へ指定する方法を案内しています。設定を試す場合も、変更前の値、選択したdevice、Ollama再起動後の`ollama ps`とserver.logを残し、速度向上を保証しません。
- [公式] Ollama for Windows - Windows要件、localhost:11434、PATH、ログ保存場所、モデル保存場所を確認します。
- [公式] Ollama Hardware support - NVIDIA、AMD Radeon、WindowsのGPU対応表とドライバー条件を確認します。
- [公式] Ollama Troubleshooting - Windowsのserver.log、LLM library、追加ログ、GPU検出の切り分けを確認します。
30秒で結論:GPU使用率ではなくPROCESSORから始める
まずモデルがロードされた状態でollama psを実行し、PROCESSORを見ます。公式FAQでは、100% GPU、100% CPU、CPU/GPUの部分処理を区別する表示が説明されています。GPUの3Dグラフが低いことだけでは、GPUが使われていないとは言えません。
ollama ps
| 表示 | 意味 | 次に確認 |
|---|---|---|
| 100% GPU | モデルがGPUへロードされた表示 | 生成段階、context、入力長、driver |
| 100% CPU | モデルがシステムメモリへロードされた表示 | GPU対応、driver、VRAM、モデルサイズ |
| CPU/GPUの分割 | 一部をCPUとGPUへ分けた表示 | VRAM余白、context、モデル、速度 |
| モデルが表示されない | ロード中・終了・指定ミスなどの可能性 | CLI/API、server.log、モデル名 |
Windowsの公式GPU対応を確認する
Ollama公式Windows Docsでは、NVIDIAとAMD Radeon GPUを含むWindows対応が案内されています。確認時点のWindowsページにはNVIDIA driver 551.61以降、AMDではROCm v7/HIP7対応ドライバースタックまたはVulkan対応の説明があります。Hardware supportページには、NVIDIAのcompute capabilityやAMDのWindows対応表があり、GPU名だけでなく現在の公式表を照合します。
| GPU | 公式ページで見る項目 | 判断の注意 |
|---|---|---|
| NVIDIA | compute capability、driver、Windows要件 | 古い世代はdriver条件が追加される場合がある |
| AMD Radeon | WindowsのROCm/HIP対応表、Vulkanの説明 | すべてのAMD GPUが同じ経路で対応するわけではない |
| 内蔵GPU/共有メモリ | 対応表、専用VRAM、共有メモリ | Windowsの共有メモリ表示だけで性能を断定しない |
| GPUなし | CPU実行としてのモデル・context条件 | GPUを無理に使うoverrideを設定しない |
- [公式] Ollama for Windows - Windows要件、localhost:11434、PATH、ログ保存場所、モデル保存場所を確認します。
- [公式] Ollama Hardware support - NVIDIA、AMD Radeon、WindowsのGPU対応表とドライバー条件を確認します。
driver・Ollama版・server.logを切り分ける
GPUが対応していても、driver、Ollamaの版、runtime library、server起動時の検出結果が一致するとは限りません。server.logにはGPU検出や使用libraryの手がかりが出る場合があります。Troubleshooting Docsでは、問題時にログを確認し、必要なら追加debug loggingを使う手順が案内されています。
- GPU名とdriver版をWindowsの公式・メーカー情報から確認する。
- Ollamaの版と直前の更新を記録する。
- ollama psのPROCESSOR、SIZE、CONTEXTを保存する。
- server.logのGPU検出やerrorを該当時刻だけ抜き出す。
- [公式] Ollama Troubleshooting - Windowsのserver.log、LLM library、追加ログ、GPU検出の切り分けを確認します。
- [公式] Ollama List running models - 実行中モデルのsize_vram、context_length、quantization_levelなどを確認します。
モデルサイズ・VRAM・contextの順に見る
モデルが大きく、contextが大きく、VRAMの余白が少ない場合、モデルの一部がCPU側へ分割されることがあります。ただし、CPU/GPU分割を見ただけで悪いと決めず、100% GPUが常に最速とも決めません。モデル、量子化、context、入力長、生成速度を同じ条件で比較します。
| 確認 | 観測 | 次の対処候補 |
|---|---|---|
| モデル規模 | size、parameter size、quantization | 同じ系列の小さい候補を比較 |
| VRAM | 専用VRAM、size_vram、共有メモリ | contextやモデルを一つずつ下げる |
| context | ollama psのCONTEXT、設定値 | 入力長を固定し、別条件として測る |
| 生成 | eval_count/eval_duration、短文の完走 | ロード場所と生成速度を分ける |
- Ollama Context length - 大きいcontextはメモリ要求を増やすことを確認する
- Ollama APIの実行中モデル - size_vram、context_length、量子化を確認する
- モデルサイズ早見表 - 大きすぎるモデルを切り分ける
タスクマネージャーのGPU使用率を補助情報として読む
推論の処理段階、GPU engine、専用VRAM、共有GPUメモリによって、タスクマネージャーのグラフは変わります。GPU使用率が低い瞬間だけを見てCPU fallbackと断定せず、PROCESSORとserver.log、短い固定promptの実測を合わせます。
- CPU、メモリ、GPUのどのengine、専用GPUメモリ、共有GPUメモリを記録する。
- モデルロード中、prompt eval中、generation中のどの場面を見たかを書く。
- 同じモデルと入力で、PROCESSORとAPI usageを別々に保存する。
Vulkanやoverrideは実験扱いにする
Ollama公式Hardware supportには、AMDの対応やVulkanの追加対応が記載されていますが、GPUが公式表にない場合に環境変数のoverrideを無条件で設定する手順ではありません。非対応GPUの強制利用は、クラッシュや品質問題、再現不能な状態につながる可能性があるため、まず公式対応表、driver、ログ、モデル条件を確認します。
Vulkanを試す場合も、現在の公式Docsに記載された手順と実験扱いを守り、通常利用の保証や一般的な速度向上として書きません。
- [公式] Ollama Hardware support - NVIDIA、AMD Radeon、WindowsのGPU対応表とドライバー条件を確認します。
- [公式] Ollama Troubleshooting - Windowsのserver.log、LLM library、追加ログ、GPU検出の切り分けを確認します。
GPU使用の再現テスト
- GPU名、driver、Windows版、Ollama版、モデル名、量子化、contextを記録する。
- 短い固定promptでモデルをロードし、ollama psのPROCESSORを保存する。
- 同じ条件でCPU/GPUの表示、専用VRAM、共有メモリ、API usageを確認する。
- モデルサイズまたはcontextを1つだけ変更し、PROCESSORと生成結果を比較する。
- server.logの該当時刻を確認し、unsupportedやdetection errorの有無を記録する。
それでもGPUが使われない場合
公式対応表とdriverが合っているのに100% CPUや分割表示になる場合、モデルサイズ、VRAM余白、context、runtime、同時起動アプリ、Ollama版を別々に確認します。GPU使用率が低いだけで不具合と断定せず、短い入力の完走とusageを比較します。
- Ollamaが遅い - load・prompt eval・generationを分けて測る
- Ollamaの回答が途中で止まる - GPUと停止症状をログで分ける
- Ollamaが起動しない - server・tray・localhostの問題を確認する
やってはいけないこと
- GPU使用率の一瞬の数字だけで、GPUが使われていないと断定する。
- 公式対応表にないGPUへ、知らないoverrideや環境変数を無条件で設定する。
- driver、Ollama版、モデル、contextを一度に変える。
- server.logを確認せず、モデルフォルダを削除する。
- CPU実行になったことを、必ず遅い・必ず失敗すると断定する。
次に読む順番
- Ollama症状別トラブルシュート - GPU以外の起動・速度・停止へ分岐する
- Ollamaの速度を測る方法 - PROCESSORとAPI usageを記録する
- Ollamaのローカルモデルとcloudモデルの違い - PC内推論とcloudを混ぜない
- LM StudioのGPUオフロード - LM Studio固有のGPU確認へ進む
- VRAMとは - 専用VRAMと共有メモリを理解する
よくある質問
OllamaでGPUが使われているかはGPU使用率で分かりますか?
GPU使用率だけでは判断しません。まずollama psのPROCESSOR、context、size_vram、server.log、公式GPU対応表を確認します。
100% CPUと表示されたらGPUが壊れていますか?
壊れたとは限りません。非対応GPU、driver、VRAM不足、モデル条件、runtime、設定などを分け、公式対応表とログを確認します。
100% GPUなら必ず最速ですか?
必ずではありません。入力処理、context、生成長、モデル、量子化、driver、冷却、同時実行で速度は変わります。
AMD GPUはWindows版Ollamaで使えますか?
公式Windows DocsとHardware supportにはAMD Radeonの対応条件と表があります。ROCm/HIPやVulkanの経路、GPU型番、driverを利用時点の公式情報で確認してください。
NVIDIAドライバーはどの版ならよいですか?
公式Windows DocsにはNVIDIA 551.61以降の記載があり、Hardware supportにはcompute capabilityや世代別条件もあります。インストール前に現在の両方の公式ページを確認してください。
非対応GPUにHSA_OVERRIDE_GFX_VERSIONなどを設定すればよいですか?
初心者向けの通常手順として無条件に勧めません。公式対応表、driver、server.logを確認し、実験的なoverrideは公式の最新情報とリスクを理解した場合に限定します。
WindowsのRX 6000系でOllamaがCPUになる時はROCmを無理に使うべきですか?
無理に設定を上書きするのではなく、Windows DocsのRX 6000系・ROCm v7の注意、Vulkan fallback、Hardware supportの対応表、driver、ollama ps、server.logを順に確認します。Vulkanを試す場合も別条件として測定します。
iGPUとdGPUがあるWindows PCでVulkanのGPUを選べますか?
OllamaのWindows Docsは、Vulkan iGPUが不安定に選ばれる場合に`GGML_VK_VISIBLE_DEVICES`で離散GPUのindexを指定する案内を載せています。device index、変更前後の設定、再起動後のPROCESSORとログを保存し、環境ごとの実験として扱います。
次に読むおすすめルート
LM Studio・Ollamaの症状別トラブルを解決したい人
起動、モデルロード、Prompt Processing、generation、API接続、GPU確認をツール別に分けて読みます。
- 症状別トラブル解決ハブ
- LM StudioのPrompt Processingが遅い
- LM Studioの回答が途中で止まる
- LM Studioが起動しない
- LM StudioのGPUオフロード
- Ollamaが遅い
- Ollamaの回答が途中で止まる
- Ollamaが起動しない・localhost:11434につながらない
- 速度・RAM・VRAMを測る方法
- コンテキスト長とメモリ負荷
- モデルサイズと量子化
- メモリ8GB・16GB・32GBの目安
- ローカルAI APIの接続確認
- PC診断ページ
あなたはどのタイプ?
- 初めてローカルAIを触る人 - まず全体像をつかみ、LM StudioとOllamaの違い、モデルサイズの考え方を順番に確認します。
- LM Studio・Ollamaの症状別トラブルを解決したい人 - 起動、モデルロード、Prompt Processing、generation、API接続、GPU確認をツール別に分けて読みます。
- GPUなし・低スペックPCの人 - 軽量モデル、メモリ別の目安、重いときの確認ポイントを先に見ます。
- PDFや資料を読ませたい人 - 先に基本を押さえ、モデル単体の確認後にAnythingLLMへ進みます。
- ローカルAIエージェントを試したい人 - Bionic、Ollama、AnythingLLM、Hermesを役割別に分け、local/cloud、tool、保存、PC負荷を順番に確認します。
- 開発・API連携したい人 - LM StudioとOllamaの違いを確認し、API、長文処理、RAGまで段階的に進みます。
関連チェック先
- [公式] Ollama for Windows - Windows要件、localhost:11434、PATH、ログ保存場所、モデル保存場所を確認します。
- [公式] Ollama Hardware support - NVIDIA、AMD Radeon、WindowsのGPU対応表とドライバー条件を確認します。
- [公式] Ollama FAQ - ollama psのPROCESSOR表示とCPU/GPU分割、環境変数の公式説明を確認します。
- [公式] Ollama Context length - context length、VRAM別の既定値、メモリ負荷、ollama psの見方を確認します。
- [公式] Ollama List running models - 実行中モデルのsize_vram、context_length、quantization_levelなどを確認します。
- [公式] Ollama Troubleshooting - Windowsのserver.log、LLM library、追加ログ、GPU検出の切り分けを確認します。
- [公式] Ollama API Usage - total_duration、load_duration、prompt_eval_duration、eval_durationなどを確認します。