Wan 2.2をWindowsのComfyUIで使う方法|5B・14Bの動画生成

公開日
2026-09-24
更新日
2026-09-24
情報確認日
2026-09-24
編集・運営
Local AI Compass

Wan 2.2をWindowsのComfyUIで試すなら、最初は5BのTI2V workflowが選びやすく、テキストからの生成と画像からの生成を同じモデルで試せます。ComfyUI公式ガイドはこの5B版について、native offloadingを使えば8GB VRAMでも動かしやすいと案内していますが、PCや設定を問わない保証ではありません。14B版はT2VとI2Vで別のhigh-noise / low-noiseモデルを使います。

導入前に確認すること

  • Windowsのバージョン、メモリ容量、GPU/VRAM、空き容量を確認する
  • 最初は軽量モデル、短い質問、少ない同時作業から始める
  • 公式サイトの対応OS、利用規約、モデルのライセンスを確認する

まず結論:作りたい動画とPCに合わせてworkflowを選ぶ

Wan 2.2には、テキストから動画を作るT2V、入力画像から動画を作るI2V、5Bで両方を扱うTI2Vがあります。ComfyUI公式ガイドでは、5B hybrid版を最初のworkflowとして案内し、14B版はT2VとI2Vを別々のworkflowで公開しています。

Wan 2.2の目的別ComfyUI workflow選択表
目的最初に選ぶworkflow先に知っておくこと
短い説明から動画を作るWan2.2 5B video generation5B hybrid版はT2VとI2Vを同じモデルで扱う
手元の画像から動画を作るWan2.2 5B、またはWan2.2 14B I2VI2V workflowのLoad Imageへ開始画像を入れる
14Bで文章から動画を作るWan2.2 14B T2Vhigh-noiseとlow-noiseの2モデルを対応する欄へ選ぶ

ComfyUI公式ガイドは5B版について、native offloading利用時に8GB VRAMでも動かしやすいとしています。この数値は公式workflowの目安で、解像度・フレーム数・他のアプリ・ComfyUIの状態を含むすべての環境で動作する保証ではありません。14B版のVRAM容量も固定値で断定せず、まず公式workflowの初期設定で試してください。

WindowsのComfyUIを更新してworkflowを確認する

Wan2.2のモデルを集める前に、ComfyUI本体を公式の手順で更新し、再起動してからテンプレートを探します。公式ガイドによると、テンプレートが一覧にない場合はComfyUIが古い可能性があり、workflowを開いた時にcore nodeが欠ける場合は、本体の版や起動時のnode import失敗が確認箇所です。

  1. まだComfyUIがない場合は、公式Windowsダウンロードから自分のGPUに合う方法を選ぶ。Desktop、Portable、Manualで更新手順が異なるため、現在の導入形態を先に確認する。
  2. ComfyUI公式update guideで、使っている導入形態の更新手順を実行して再起動する。テンプレートが表示されないだけでcustom nodeを追加しない。
  3. Workflow > Browse Templates > Videoを開き、「Wan2.2 5B」または「Wan2.2 14B T2V / I2V」で検索する。node不足なら、ComfyUIの版と起動ログにimport errorがないかを確認する。

5B hybrid版は3種類のモデルを配置する

Wan2.2 5Bの公式TI2V templateは、diffusion model、text encoder、VAEを別々のフォルダから読み込みます。ファイル名だけでなく、ComfyUI内の保存先もworkflowの指定と一致させてください。

Wan2.2 5Bの公式ファイル名とComfyUI内の配置先
役割5B公式workflowのファイル名ComfyUIの保存先
Diffusion model`wan2.2_ti2v_5B_fp16.safetensors``models/diffusion_models/`
Text encoder`umt5_xxl_fp8_e4m3fn_scaled.safetensors``models/text_encoders/`
VAE`wan2.2_vae.safetensors``models/vae/`
ComfyUI/
└── models/
    ├── diffusion_models/
    │   └── wan2.2_ti2v_5B_fp16.safetensors
    ├── text_encoders/
    │   └── umt5_xxl_fp8_e4m3fn_scaled.safetensors
    └── vae/
        └── wan2.2_vae.safetensors

Comfy-Orgの公式templateは、5B用のworkflowと読み込むファイル名を明記しています。似た名前のWan 2.1や14Bファイルへ置き換えず、templateのModel Linksに記載された配布先から取得してください。

14B版はT2VとI2Vで別のモデルペアを使う

14B版の公式workflowは、ノイズ段階の異なるhigh-noise / low-noiseモデルを組み合わせます。T2V用モデルをI2V workflowに流用せず、開いたtemplateに対応するペアを揃えてください。両workflowのtext encoderとVAEも選択欄で一致を確認します。

Wan2.2 14B T2VとI2Vで使う公式モデルの組み合わせ
workflowDiffusion model pair共通ファイル
14B T2V`wan2.2_t2v_high_noise_14B_fp8_scaled.safetensors` と `wan2.2_t2v_low_noise_14B_fp8_scaled.safetensors`Text encoder: `umt5_xxl_fp8_e4m3fn_scaled.safetensors`; VAE: `wan_2.1_vae.safetensors`
14B I2V`wan2.2_i2v_high_noise_14B_fp8_scaled.safetensors` と `wan2.2_i2v_low_noise_14B_fp8_scaled.safetensors`Text encoder: `umt5_xxl_fp8_e4m3fn_scaled.safetensors`; VAE: `wan_2.1_vae.safetensors`

確認日現在、ComfyUI公式ガイドのI2V手動ダウンロード欄は`wan2.2_i2v_high_noise_14B_fp16.safetensors`と`wan2.2_i2v_low_noise_14B_fp16.safetensors`を載せています。一方、同じガイドから案内されるComfy-Org公式I2V JSON templateはfp8_scaledのモデルとLoRAを参照しています。templateから始める場合は、そのJSONのModel LinksとLoader欄の名前を優先し、別variantのファイルを混ぜないでください。

現在の14B公式templateには、high-noise / low-noiseに対応するLightX2V LoRA Loaderも含まれています。Comfy-Orgが配布するworkflow JSONのModel Linksにあるファイル名を確認し、LoRAは`models/loras/`へ配置してください。templateの内容は更新されるため、記事の下にある公式JSONを取得時の基準にします。

Wan2.2 14B公式workflowが参照するLoRAファイル
workflowHigh-noise LoRALow-noise LoRA保存先
14B T2V`wan2.2_t2v_lightx2v_4steps_lora_v1.1_high_noise.safetensors``wan2.2_t2v_lightx2v_4steps_lora_v1.1_low_noise.safetensors``models/loras/`
14B I2V`wan2.2_i2v_lightx2v_4steps_lora_v1_high_noise.safetensors``wan2.2_i2v_lightx2v_4steps_lora_v1_low_noise.safetensors``models/loras/`

公式templateから最初の動画を作る

最初は解像度、frame length、LoRA、その他の設定を追加で変えず、選んだ公式templateが指定する初期値から動作確認します。5B TI2Vは文章だけならLoad Imageを使わず、画像から始める場合はimage nodeを有効にして開始画像を選びます。

  1. Video templateから5B、14B T2V、14B I2Vのうち目的に合うworkflowを開く。
  2. 各Loaderの選択欄で、前の表にあるファイル名と一致するモデルを選ぶ。選択肢が空のままなら、ファイル種別・保存先・再起動を確認する。
  3. T2Vではpromptを入力する。I2VではLoad Imageに開始画像を選び、画像と無関係な大きさの設定を最初から指定しない。
  4. Queueを実行し、最後まで処理が進んで動画出力が保存されるか確認する。成功後に解像度、frame length、追加assetを一つずつ変える。

ComfyUI公式workflowはモデルの選択欄、画像入力、動画長の調整箇所をあらかじめ用意しています。ノード配置やweightをゼロから組み直す前に、まず配布workflowの初期状態で確認します。

workflow・モデルが読み込めない時の切り分け

Wan2.2 ComfyUIの症状別確認順
症状先に確認すること次の対応
Wan2.2 templateが一覧にないComfyUI本体とworkflow templateの更新状態公式の導入形態別手順で更新して再起動し、Videoカテゴリを再確認する
workflowでcore nodeが不足するComfyUIの版と起動時のnode import logcore更新またはimport errorを直して再起動する。workflow JSONだけで未対応nodeは追加されない
Model Loaderの候補にファイルがないファイル名と`diffusion_models` / `text_encoders` / `vae`の配置公式templateのModel Linksと配置先を照合してから再起動する
14B workflowがモデルを要求し続けるT2V/I2V別のhigh-noise / low-noise pairとLoRA欄開いているtemplateと同じ種類のassetを揃え、Loaderごとに確認する
VRAM不足で生成が止まる選択した5B/14B workflow、解像度、frame length、他の実行中modelまず5B workflowへ切り替え、解像度や動画長を小さくして試す。8GB目安は動作保証ではない

公式情報

ComfyUI公式Wan2.2ガイドは、5B hybrid版と14B T2V/I2Vのtemplate、手動ダウンロードするモデル、保存フォルダ、基本の実行手順を公開しています。配布ファイルやworkflowは更新されるため、取得時は公式ガイドとtemplateのModel Linksを確認してください。

よくある質問

Wan 2.2の5Bは画像から動画を作れますか?

はい。ComfyUI公式ガイドは5BをTI2V hybrid版として案内し、テキストからの動画生成とimage-to-videoの両方を扱っています。I2VではworkflowのLoad Imageに開始画像を選びます。

8GB VRAMならWan 2.2 5Bが必ず動きますか?

保証ではありません。ComfyUI公式ガイドはnative offloadingを使う5Bについて8GB VRAMでも動かしやすいとしていますが、解像度、frame length、他のmodelやアプリ、実行環境によって結果が変わります。

Wan 2.2 14BのT2VとI2Vは同じmodel pairですか?

いいえ。Comfy-OrgのtemplateではT2V用とI2V用でhigh-noise / low-noiseのファイル名が分かれています。開いているworkflowに合うpairを選んでください。

Wan 2.2のworkflowを使う時にcustom nodeを追加する必要がありますか?

この記事で扱うComfy-Orgの公式native workflowはComfyUI coreのtemplateです。templateやcore nodeが見当たらない場合は、追加nodeをむやみに入れる前に、ComfyUI本体の版と起動ログのimport errorを確認してください。

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